フランキンセンス(精油)の効果効能
名前 :フランキンセンス、Frankincense
和名 :乳香(にゅうこう)
別名 :オリバナム(olibanum)
学名 :Boswellia carterii(ボスウェリア・カルテリ)
科名 : カンラン科
抽出部位 :樹脂(バルサム)
抽出方法 :水蒸気蒸留法
ノート :ベースノート
注意事項 :妊娠初期は使用を避ける。
香り :ウッディで澄んだ甘さがあるスパイシーな香り。瞑想状態に導く香り。
主な成分 :【モノテルペン炭化水素類】α-ピネン(25~50%)、リモネン、パラシメン、サビネンなど
チャクラ :第一、第七、第八チャクラ
古代から受け継がれる神秘的な香り
木の樹脂の精油だが、木の葉や枝に含まれる成分を含み、拡散すると森林浴効果も期待でき、心を鎮め、免疫系を刺激し、抗アレルギー作用も期待できる精油です。
乾燥した半砂漠地域に育ち、梅に似た外観の低木です。幹から染み出した乳白色でやや黄色みがかった涙型の樹脂は、「乳香(にゅうこう)」と呼ばれ、イエス・キリストの誕生時に捧げられた逸話は有名です。古代エジプト、バビロニア、ヘブライといったさまざまな文明で宗教儀式に使われてきました。
お肌にも良いフランキンセンスは、古代エジプト人はフェイシャルマスクとして使用していたそうです。
「乳香(にゅうこう)」という別名の由来は、フランキンセンスの樹木から乳白色の樹脂が滴る様子がミルクに似ているからという説と、水に入れると水が乳白色になるからという説があります。
そして、この ”フランキンセンス” という名称は、「真(Farank)の香り(incense)」という意味に由来しています。
氣持ちを刺激して元氣にし、ストレスや失望感に打ち勝つサポートをします。
英語のPerfume(香水:パフューム)の語源は、ラテン語のPer fumum(煙を通してという意味)。
樹脂や香木を火で焚く「薫香」は、人々を清め、癒し、悪霊や災いを払う力があり、人と神を結ぶものとされました。その時に使われたのがフランキンセンスです。
現在でもフランキンセンスの名産地として知られるオマーンは、古くから乳香によって栄えた街で、古代の乳香交易路とも言える「フランキンセンスの国土(乳香の道)」という世界遺産が残っています。
精神的疲労、呼吸器系トラブル、デトックス、エイジングケア・・・
キーワード
イライラ、うつ状態、心の傷、過度の緊張、ショック、不安、パニック、強迫観念、固執、心身のアンバランス、免疫力低下、喘息の発作、カタル症状、気管支炎、風邪、殺菌消毒、手荒れ、あかぎれ、老化肌、皮膚真菌症、乾燥肌、しわ、たるみ、アンチエイジング、肝斑、皮膚の再生の活性化
効能
鎮痛作用、抗炎症作用、抗感染作用、抗菌作用、抗カタル作用、細胞活性化作用、抗うつ作用、収れん作用、駆風作用、去痰作用、免疫強壮作用、健胃作用、呼吸器系の不調改善、尿路系の抗炎症作用、子宮強壮作用、血液浄化作用、消毒作用、瘢痕形成作用、癒傷作用、収れん作用、強壮作用、しわ・たるみの改善、炎症防止作用
※ 瘢痕(はんこん)とは? できものや傷などが直った後に皮膚面に残るあと。
香りの相性がよいブレンド
柑橘系全般、ベチバー、シダーウッド、サンダルウッド、パロサント、シナモン、ミルラ
・気分の落ち込みに・・・フランキンセンス、ベルガモットなど柑橘系
・元気が欲しい時に・・・フランキンセンス、オレンジ、ゼラニウム、グレープフルーツ
・風邪予防・ケアに・・・フランキンセンス、パイン、シナモン、ブラックペッパー
・スキンケア用として・・フランキンセンス、ラべンダー、ヘリクリサム、ゼラニウム、ミルラ
主な使用法
アロマバス、トリートメント、スキンケア、ヘアケア、芳香浴
>>> フランキンセンスの症例
※ご使用になられる場合には、自己責任と管理の下に行ってください。
持病をお持ちの方や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。