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Coi通信 2023年12月

2023.12.24 09:13

Coi通信をご覧の皆さま,こんにちは。

ここ三日間ほどラオスに寒気到来です。

ラオスでも朝晩は10度くらいなりますよ。

ご近所さんが日向ぼっこしたりニット帽被ったりしていて、そんな姿にほっこりします。


今月のトピックは

・中国との国境ボーテンからビエンチャンまで列車と車で旅をしました。

・先月オーダーをした新作の進捗状況

・アトリエのお引越しを決めました!


・中国との国境ボーテンからビエンチャンまで列車と車で旅をしました。


旅のルート上にある少数民族の村を訪ねたいというご依頼があり

Coiがコーディネートをさせていただきました。


まずは国境の街ボーテンへ

今現在も開発中なんでしょうかね,同行した通訳によると郡の中心地としての街作りが進んでいるとのこと。

噂に聞いていた通り,ここはもう中国タウンといっても過言ではないですね。

ラオス通貨が使えないという話も聞いていましたが,

利用したスーパーではKIPでの精算はできました。


ボーテンからナトゥーイまで下る途中にある市場に立ち寄りました。

そこの市場は3年前くらいにボーテンから移転して新たに建てられたそうです。

元々ボーテンに暮らしていたラオスの人々が移動させられたのですね。

良し悪しはなんとも言えませんが道路沿いでは新築の建設ラッシュでした。

古き良き村の風景を見たかった私たちは別の村を探して移動しカム族の村に立ち寄りました。

幹線道路からさらに奥に入ると、高床式の家屋が山裾に広がる大きな村でした。

時間帯がちょうど夕方とあって村では川で洗濯や水浴びをしていたり

学校から帰ってきた子供たちが元気に走り回っていたり

大人たちは軒先に座っておしゃべりしたり夕飯の支度を始めようとしていた風景に出会うことができました。

二日目に立ち寄ったレンテン族の村では

ラッキーなことに御先祖様を敬う伝統儀式に遭遇。

見学をさせて欲しいとお願いしたところ,参加するのに出された条件はこちら。

「三日以内にお葬式,出産,そして性交渉がないこと」

通訳の回答と冗談で一気に場が和み見学の許可をいただくことができました。

レンテン族の男性は漢字を使います。

普段の生活には漢字は使っていないですが、伝統儀式や婚礼衣装、シャーマンの衣装(写真2枚目)などには漢字の刺繍が施されています。

儀式を見学させていただいたお礼に私たちも彼らのご先祖様へお布施させていただきました。


三日目にはヤオ族の村にもいってきました。

いつもこのCoi通信に登場するヤオ族の村ではなく別の地域にある村へ。

同じ民族でも交流がないのか、私がいつもお世話になっているヤオ族に聞いてみたら知らないとのことでしたが

実際に訪ねてみたらかなり広範囲にヤオ族の村が点在していました。驚きでした。

今回は3箇所の村を訪ねることができました。

軒先で刺繍をしている風景や

バッグなどの小物を普段使いしている風景に出会えました。

最後に尋ねたお家ではとっても素敵な赤ちゃんのおんぶ布を見せていただきました。

とてつもなく贅沢にふんだんにシルバーパーツがあしらわれていました。

自分の娘や孫の為に丹精込めて制作された1枚

私はすっかり魅了されてしまいました。

ヤオ族をはじめ、モン族やカム族は鍛治作業も生業の一つでこのシルバーパーツもヤオ族の手作業で作られています。

それからモン族の村にも行ってきました。

山間をどんどん進で行った先にあった村。

この時もちょうど夕方で農作業から戻ってくる人や

水浴びをしてる人など、村人の生活風景を見学することができました。

今回の旅で、村へ行くなら夕方がいいね!と旅メンバーみんなの意見が一致しましたので

ラオスへ行かれる際にはぜひ夕方に村を訪ねてみてくださいね。


最後にレンテン族の子供達。

カメラに向かってずーっとバイバイしてくれてた瞬間の一枚です。

今回の旅の様子はinstagramでもアップしています ▷ @madeincoi


・先月オーダーをした新作の進捗状況


11月に開催されたクラフトフェスティバルでオーダーした新作たちが続々と届き始めました。

色味なども希望通りに仕上がってきていて

布地に洗いをかけたり,自分でミシンを踏んだり

日々作業を進めています。

その一方で,縦横のサイズを勘違いしていたり

ちょっとひねりを加えたデザインとなると,やっぱりやり方がわからないと言われたり。

でもこのやりとりがラオスのものつくりにとっては重要だったりします。

できるできると言われたまま仕上がってこないこと(過去に何度も経験済み)に比べたら

状況を伝えてくれて,それを私が理解できるようになって一緒に改善できるようになったのは大進歩なんです。

村ではちょうどコットンの収穫が終わり,これから糸作りの作業が始まる頃ですが

各村からの報告によると今年は生産者がタイヘ出稼ぎに行く人が多く

人手も生産量も減っているとのこと。

ラオス国内の織物産地ネットワーク間でもそれぞれが別の地域へコットンのストックがあるか聞いて探しているようです。

コットンの価格も一気に倍以上になっています。

この先どうなっていくのかなあと考えながらも

今できることをCoiとしてやっていこうと思っています。

余談

ラオスの郵便局ダンボールデザインが変わっていた!

個人的には前の鳩のデザインが好きだったな〜


・アトリエのお引越しを決めました!


作業場のお引越しを決めました。

今の場所は街中で、歩ける範囲に全てが揃っており本当に便利な立地で

引越しを決めた後も作業場に来るたびに名残惜しくなっています。


が!2024年、新たな環境でのスタートを自分自身楽しみたいと思います。

年内はこれから断捨離、片付けモードに入ります。がんばるぞー💪

2023年1年間、Coiを応援してくださり本当にありがとうございました。

Coi通信をご覧いただいている皆様が

どうか健やかに新年をお迎えできるようお祈りしております。


ໂຊກດີປີໃຫນ່ເດີ (ソークディーピーマイドゥー、良い年を!)