俺流のキッチン極上「焼き芋」

俺流とは言っても、焼き芋で有れば良い訳でもないし、一般家庭で作って結構、美味しいよ、を目指しているものでも無い。目標値の有る味と成し得る方法だ。その「焼き芋とは？」愛知は守山区、東谷山フルーツパークのイベントで出会った「焼き芋屋さんの焼き芋。イベント周りの焼き芋屋さん、、「まあ、一般レベルの味であれば御の字」と購入、「失礼しました」生まれて初めてのとんでもない美味しさ。まるで「蜜」芋を折ると、蜜芋が解れて落ちてくるではないか！？それを落とすまい、と手で受けて「あちち、、」食すれば隅から隅まで味が行き届いて隙がない完璧。高い？いや惜しくない、惜しくない。今回のチャレンジは、この味が目標値だ。しかも多量生産と品質確実、確保。いざ！！

焼き芋って、家庭で作れない事は無いんですが、オーブンを使っても、レンジを利用しても沢山作れない、多量生産が同時に出来ない。一番は、時間を掛けないと甘く美味しく焼き上がらない、アウトドアで石焼もやっては見たが、とんでもない薪燃料と焼き時間。朝火入れしても３時のおやつに間に合うかどうか？落ち葉焼き一番と思いきや、火の始末が大変でギブアップ。自分で食べる分には何でも良いが、人に振舞い楽しく食するには、２時間くらいで多量の作れる、が条件。

そこで昨年から、手軽且つ極上焼き芋の試行、まず洗ったサツマイモを塩少々で茹で上げる。早くも出来るが、時間を掛ければ甘くなる事を念頭に。シワが見えるほどに茹で上がったら、取り出しアルミホイルで軽く巻く、端は、飴玉包みの蝶形にする。そこで登場は、お餅を焼く、セラミック網焼き器。この上でホイル芋を転がし焼きをすれば、大きさ中、なら１５分もあれば下画像くらいに焼ける。芋の焼き蜜は、高温発酵で焼き皮から始まりますから、焦げた皮が出来ない物は、蜜も出来ません。焦げは躊躇せずに作りましょう。

同じ事を繰り返しますが、速く焼き上げる中でも、ゆっくりジックリが甘く焼きあがります。はやる気持ちを抑えて美味しく仕上げましょう。初めは、ホイルを少し開いてチェックしながら、蒸気と音と匂い覚えて行きます。真っ二つに折ると下画像のように、表面凸凹が及第点。平面ポッキンは焼き不足です。サツマイモの味で焼き芋の味わいは無いでしょう。お判りと思いますが、サツマイモの素味と焼き芋蜜味は全く別世界で違います。これが時間の掛かる高級食品と言われる所以。

今回、このように焼きあがりましたが、昨年の出来よりは少し落ちます。予約で本場、鹿児島産、もう１つは愛知県産のシルクスイートでしたが、愛知県産が甘かった。採ってからの「寝かし」もあるんですが、今夏の猛暑の影響でしょうか？ともかく焼き芋は風物、高級味だから、今年は今年で食べないとね？

家庭で作る焼き芋。もう１つのネック。それは大きい芋の処理、作り方。継続して載せて行く予定でいますから、ご高覧の程。あっ、その前に、プロセスは今紹介が一番と思いますが、茹で上げたサツマイモをストックし、１～３日後にホイル焼き芋仕上げする事も可能なんです。これで焼き芋パーティも。

＊さて、ここまでの解説通りに、事を運んでも、迷ってしまうのが、「水っぽい状態としっとり状態」の判断。この判断、が難しい。でアウトローな方法を教えます。「特に火の通り難い太い芋、あるいは、茹で置いて後日、焼こうとする芋には、芋の縦方向に包丁で、一本なり二本の切り込みを入れ、焼きます。こうする事で内部の水っぽさを蒸気で出す事が出来ます。焼き芋として姿は悪くなりますが、何より先ず味が、と言う人、やって下さい。そこからジックリ、速くに挑戦、ですかね。初心者はせっかちに動きますので、この方法も覚えて置いて下さい。

期日

追記・報告・雑記

１８，１０，１９

この方法なら、こんな事も。鍋にも入りきらない超デカ芋もカットして、強引に焼き芋にしてしまう。

芋の、大きい、小さいも、実はサツマイモの難点。

大きい芋は、しっとりが水っぽくならない様にご注意を。

評価として、東谷山フルーツパークの石焼芋屋の７５点程度でしょうか？今年のお芋、出来がいまいち？産地や大きさで味がバラバラで評価に困っている。短時間、多量焼き上げ、安定且つ一定品質は出来ている。しかも、もてあます超デカ芋も、焼き芋にしてしまう。（大きい芋には、切り込みも忘れずに！

参考、切り込み写真です。

１８，１０，２１

焼き上がりが少々不満なので、安納芋で試すと、やはり今年の、仕入れシルクスイートは、甘みが落ちる。こうなりゃあ、ダメ芋でも美味しくする方法にトライだね（笑）。

１８，１０，２３

本日、千葉県産のシルクスイートが届きましたので、早速、この方法で焼き芋。結論を言えば、以前の薩摩、シルクスイートは、後味がすっぱい甘みも千葉に劣る。これよりは千葉県産で話を進めますが、焼き芋は芋を厳選しないと成り立たないのかな？単に猛暑夏のせい？昨年も失敗はしたけど変な味は無かったんだけど。まあ千葉県産に期待しよ。

１８，１１，０１

味比べ

昨晩、昨年とは、ちょっと味が落ちる鹿児島産シルクスイートを生芋から焼き上げてみた。濡らした新聞紙に包みアルミホイルに包んでジックリと一個、一時間を掛けて焼き上げて、結果、まあ理想の焼き上がり。その味は？今まで作った来た俺流キッチン焼き芋とは、やはり差異は無かった。と言う事で、この方式焼き芋は家庭で出来る、速い、多く焼ける、味も及第点以上、という事。まあどこまで行っても個人見解ですが、宜しければ、お試しあれ！

１８，１１，２３

シルクスィート芋で、スィートポテトを沢山作って、沢山の人に振舞って、それはそれは、大好評！！行き着く所まで振舞ったので、焼き芋、再びといきましょう。今回は大きさ、忠より少し大きい感じなので、多すぎる水分は発酵を妨げますので茹で上げて１日置いて焼き発酵に入ります。大きさ中以下ならば、間を置かず流れるように焼き芋に出来るのですが、径８ｃｍを越えると水分飛ばしも火の通りも簡単では有りません。慎重を洗濯します。

１８，１２，０４

１２月２日に２時間を掛けて、大小計８本の芋を焼き上げました。電子レンジやオーブンではこれだけの量の焼き上げは難しいと思います。大きさ大小の芋は自動は無理で、眼や鼻で焼き上げを見続けなければ、大抵は失敗してしまいますから、約２時間は理想で、家族全員分同時に焼き上げ、会話を取りながら味わえます。味？もう馴れたもので、皆、及第点以上、文句は言わせません。今度は、隣人友人にプレゼンです。