人に決められたらやらない、自分で決めたらやる!自発性を促す行動心理学
こないだあるコンサル会社の方に聞いた話がとても面白くて、頭の中をグルグルと回っております。
人は誰かに言われた事は『80%行動しない』が、自分で決めた事は『90%行動する』
らしいです。
コンサルや上司や先輩に『これをやった方がいいよ』と促されて事は、ほとんどのケース、つまり80%がやらないで終わる。
つまり20%の割合でしか人は動かない。
それとは逆に、自分の意思で『やろう!』と決めて動くものは90%の割合で動こうとする。
20%と90%は結構な差ですね。
つまりよほど尊敬する人に行動を促されない限り人は中々行動しないし、よほど自分の中でピンと来たものだけは行動しようとする。
では自分が上司・先輩だとして、人に行動を促そうと思ったらどう指示を出せばいいんでしょうか??
人は指示して動かすんではなくて、『やりたくなる』ように仕掛ける
人に言われた事はほとんどやらないのなら、自分でやろう!と決めてもらったほうが結果的に行動をコントロールできる。
もっと簡単に言えば、
人に何かをやって貰おうと思ったら、自発的にやりたくなるように仕向ける
ようにすれば良いのではないでしょうか。
頭ごなしに『やれーー!』『早く動けー!』『なんでやらんのじゃーー!』と指示を出すと人は結果的に〝やらされた感〟しか残りません。
積み重ねた信頼があればそれでも通用するパターンもありますが、皆が皆そうではありません。
例えそれが社会や会社やお店のルールであっても、自分で心から納得して、その目的や必要性を感じている状態のほうが、確実にパフォーマンスは上がります。
お客様がモノを買うときも同じ心理が働く
消費者の行動もある意味これと同じものがありますね。
美容師に『これいいですよー』とただ勧められるよりも、自分で『これって私に必要なんじゃないしら...?』と思わせた方が、購買意欲は高まります。
買ってしまってからもそうです。
何かの高額商品を衝動買いしてしまった場合、後になって『これってもしかしたら無駄遣いかも...』と不安になることがあります。
でもその商品を買ったキッカケが『ゴリ押しされて買わされた』と思うのか、『自分で散々悩んで買った』と思うのかでは大きな違いが出ます。
人は自分の行動した結果を間違いでないように正当化する心理が働くので、あくまで『自分で決断したもの』に関しては失敗と認めることが少ないんですね。
僕がブログを毎日書く理由の1つは『自発性を促すため』
以前はNYNYスタッフ全社員のノルマとして『ブログは10日に4件書きましょう』というルールがありました。
ある意味このルールを経ているからこそ!という意味合いもありますが、今は全くブログのノルマを作っていません。
ただ僕はブログ(もしくは発信全般)に関して、
やった方がいい理由をブログで書き続けるし、
それをスタッフに感じてもらえるように書いている。
どうせやるならこんなメリットがある。
そのメリットや結果をだすには、こうした方がいい。
だからブログを書く。
と、その理由や目的になるゴールを明確に体現すると、それを見た人たちが〝自発的〟にブログを書いてくれるようになってきました。
感度や意識の違いはもちろんあれど、情報は求めればいつでもソコにあるものだし、手が届く所に置いています。
自分から動きたくなるようなキッカケを、僕が作れればいい。
そんな感じでやってます。