こんなときどうする?マネープランとトラブル対応
今回は12月に開催した、わたしのみらいプログラムの様子をレポートします。現地開催とリモート開催のハイブリッドで実施し、今回も全国から参加者・引率者の方にご参加いただきました。
前半のマネープランでは、現地では模造紙に、リモートでは表計算ソフトを投影しながら、自立後1か月目の収入と支出の金額を予測して書き出しました。
「1か月のガス代っていくらくらいかな?」
「食事は自炊を頑張って節約する!その代わり美容費は使いたい!」
「保険料ってどうやって払うの?」
「奨学金っていくらくらいもらえるのかな?」
グループに分かれて一つずつの科目を精査しながら制度を上げていき、最後に完成した収支表を発表しました。どのグループも自分に必要なお金について具体的に考えられていました。
お昼休憩をはさみ、後半のトラブル対応の時間では、社会的養護のもとで育ったスタッフが、自立後に実際体験したトラブルをお話ししながら、もし自分がトラブルに巻き込まれた場合はどうしたら良いか、グループごとに分かれて事例を検討したり、ロールプレイをして実際に怪しい誘いを断る練習をしました。
全体を通して、みんな自分の自立後の生活について真剣に考え、充実した1日となりました。最後に参加者から寄せられた感想の一部を抜粋してご紹介します。
「施設にいられる間は食費や光熱費など安くすみますが、卒業後は1人ぐらしをしたいと思っているので、しっかり貯金しようと思いました。」
「将来お金が思っていたよりも必要だった」
「社会に出た時のトラブルの向き合い方について学べてよかった。」
「苦労したことを共有したことで、自分も頑張ろうって思えた。」
マネープランもトラブル対応も、一人で悩むと行き詰ってしまう時もあります。卒業後も困った事があればいつでも連絡してくださいね!