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CPB離脱のカテコラミン

2023.12.20 02:35

ASのAVR

・EFがもともと良い場合は、ASが取れてむしろ血圧が上がりやすい状態。心筋が厚いことがほとんどなので、CPB中にしっかりと心筋保護をすること。心筋保護がしっかりとされていれば、Ao declamp後に冠環流が行き渡れば、過収縮状態でOutput得られるため、昇圧系のカテコラミンは必要ないことがほとんど。もし血圧が上がらなくても、一度ネオシネジンのショットで血圧を上げればドライブがかかり、降圧薬が必要となることが多い。

反省した症例:弁評価のために一度CPBをおろした時は、Vpaceだったため、血圧が思ったほど出ずにNAを入れた。弁評価の後、CPBに再度乗せている間に自己脈になったのに、CPBを本格的にオフするときに、1度目のNAのままにしてしまったため、血圧が上がり過ぎてしまい、脱血しながらCPBをoffすることとなった。

自己脈が出た場合は、Vpaceの時よりも血圧が上がること、状況が変化したことを忘れずに。昇圧剤はほぼ要らないと思っていた方がよい。

心臓の動きが良く、血管が硬いと、Volumeを少し入れただけで血圧が跳ね上がる。これは、AS症例だけでなく全般的に。



ARのAVR

 人工弁になって、左室にとっては少し後負荷が増える状態となる。ARで左室が拡大していることが多い。その両者を合わせて、DOBを少量入れる症例が多い。

灌流圧に合わせてNAは加えるが、もともとASがなければ後負荷に慣れていない心筋なので、NAを沢山は使用しない。灌流圧は麻酔深度によってしまうところがあるため、麻酔深度も見直すこと。

 Volumeは、もともと鬱血しているので(よほど、利尿薬で引いていなければ)CPB前もあまり必要がなく、CPB後は逆流がなくなって全てが前方循環となるため出血がなければ必要ない。

例1. 導入からCPBまで200mlくらい。CPBバランスは-50ml。CPB後に心肺血とセーバー血以外はほとんど使用せず。