【作家紹介】吉井 みい さん
「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。
吉井さんの画はオーガニックなクッキーみたいだ。
ナチュラルで体に良くてヘルシーだけど、がんじがらめの禁欲的な味気ないものじゃなくて。
さっくりとベタベタしないのに甘くて美味しくて幸せになって二つ目に手が伸びる。
ところが皮も種も全部挽いて混ぜてあるから食べ応えもある。
精製しすぎては素材の真価はわからない。
ナチュラルとかヘルシーは、ともすると飾らない素朴さがいちばんの魅力になることもあるけれど、素材の良さを活かしながらおしゃれさとキュートさを兼ね備え、さりげなく気を配って楽しく仕上げるのは技術とセンスのあるパティシエだからできること。
本当に画は作家の在り方がそのまま出るものだと思う。
（個人の感想です。）
そんな吉井さんからは
強さと美しさと完全を目指す女性
憂いの美青年
不器用な抵抗者
の三品をお出しいただきます。
誰がどんな顔でそこにいるのか、ぜひギャラリーで確かめてください。
吉井みい
2000年頃よりフリーランスでWEBデザイナー。06年からイラストレーターへ転身。
シンプルな線と色で味わい深く多くのことが語れるように、また、シチュエーションとディテールから全体の雰囲気が出るように心掛けて描いています。
媒体に捉われず、ボーダレスに見る人が気持ちよく感じる、その場に馴染む絵を描いていきたいです。
■主な仕事
かえるのピクルス(C)NKJ絵本『虹をわたる』『詩をうたう』、かえるのピクルス東京駅、小田急新宿店、東急東横店各イベントのメインアート、ドトール コーヒーショップPOP、SKYWARD（日本航空）、おかずのクッキング（テレビ朝日出版）他雑誌連載多数。他に主な掲載誌として、AERA（朝日新聞出版）、東京人（都市出版）、女性セブン、STORY BOX（共に小学館）、オレンジページ、日経ムックなど。
■Exhibition
2015年4月～個展「アネモネ＊パピエル」Gallery DAZZLE
2015年11月～グループ展「BITTER TONE」TAMBOURIN GALLERYなど。
■好きなもの
鳥と飛行機、あとビール。