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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 11-⑨

2018.10.17 23:00

「わぁ‼︎で…出たーっ!」




隆二が臣に飛びついた。




「アブね!シャンパンが…」




ツルツルした真っ白なボディに大きめの目、高さは2メートル近くある。




機械音などという無粋なものはなく、滑らかにお辞儀をしてロボットが自己紹介した。




「ようこそ!蜜月島へ。私は執事型ヒューマノイドロボットのSPYと申します」




臣と隆二は軽く抱き合ったままでポカンと口を開けている。




「…し、執事型?」




「SPY…」




「長旅でお疲れでしょう。おや?もうご自分達で用意されてましたか」




「SPY…なんか聞いたことあるな?えっと、ググって…」




隆二は臣から離れ、おもむろにiPhoneを操作する。




「…てか、充電切れだっつーの!」




隆二がベッドの上にiPhoneを投げた。




SPYは構わず続けた。




「すぐにメイン料理をお作り致します。お肉とお魚どちらがよろしいですか?」




臣が隆二を見て言った。




「SPYって、スパイのことじゃ…」




「スパイだって⁉︎」




SPYは少し困ったような口調で返した。




「あのぉ私、自身の命名の経緯はよく存じませんが、お二人の身の回りのお世話を仰せつかって参りました」




「こちらにご滞在中はどうぞ何なりとお申し付けください」




隆二は立ち上がってつかつかとSPYに歩み寄った。



「スパイだなんて聞いて、はいそうですかなんて言えっか!」




「一体誰の差し金でここにいるのか答えろ!」




to be continued…