Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 11-10

2018.10.18 23:00

「私のmissionがスタートした時はすでにこの島におりましたので、どなたの指令かはわかりかねます」




「誰の命令かも知らないのか?」




「全てプログラムされていて、私のBOSSがどなたなのかも存じておりません」




「そんなバカな…」




気を取り直して更に隆二が突っかかる。




「…何でも言う事を聞くって言ったよな?」




「はい、仰せのままに」




「なら、すぐにクルーザーの燃料を満タンにして、日本に向けて出航しろ!」




「あいにくですが、ご主人様」




「この島には船の燃料はございませんし、私、船舶免許は所持しておりません」




「これだけ豊富な食料はあるのに、燃料がない?」




「お役に立てず申し訳ございません」




「ふざけてるのか?」




隆二がSPYに掴みかかろうとするが、掴む衣服も着ておらず、頑丈なボディに勢いよくぶつかり手のひらがジンジンした。




「それと空を飛べとか難題を申し付けるのはご遠慮下さい。私飛べないタイプですので…」




カッとして隆二が更に掴みかかろうとするのを後ろから臣が止めた。




「隆二!コイツに突っかかっても仕方ないって!落ち着け‼︎」




「臣…」




「ご理解いただき有難う御座います」




「メインは…肉料理で頼む」




「かしこまりました」




SPYは軽く会釈をしてキッチンへ消えていった。




「なんなんだ?なにもかもふざけてるとしか…」




「これだけ用意周到に計画されてるんだ」




「きっと食料が底をつく頃に迎えが来るんだろ」




「それっていつまで?」




「…何かのイベントが終わるまで」




「なんのイベントなんだよ?」




「隆二、あれ…」




TVの画面に大きく恭介の顔写真が映っている。




「恭介…⁉︎」




『ロボット工学研究の第一人者で世界的に著名な紅財閥の御曹司、紅  恭介氏と、財界のトップで政界にも明るい三友財閥の長女絢子さんとの正式な婚約が発表されました』




「婚約…」





to be continued…