<寄稿>H30年度チャレンジテスト無効署名に寄せて〜ママさんより〜
2018.10.18 03:14
前記事で投稿しました署名「H30年度「一斉チャレンジテスト」の結果が高校入試への内申として無効になることを求めます。」に寄せて大阪市内のママさんより寄稿いただきました。
チャレンジテストを受けるお子さんをお持ちの方もそうでない方もぜひご一読ください。
今回のテスト、そしてチャレンジテストについてもわかりやすいかと思います。
大阪府下の中学生が 3年生は6月、1.2年生1月に受けるチャレンジテスト。
これは、高校入試の内申点に直接影響する、作ったのは民間の業者の試験です。
子どもたちは「絶対評価」といって 先生がその子1人1人をみて、到達度を評価しています。
先生たちは、責任もって評価をしておられます。
でも、その評価は信頼に値しない 一律のテストをもって、学校ごとの実力を見るために、チャレンジテストが導入されました。
3年生は学校の平均点を見て、 その学校でどのくらいの評定を与えてよいか決定されます。
現場の先生たちが、いくらつけてあげたい数字があっても、府に管理されて、つけられないことがあります。
1.2年生は 平均点で全体は動きませんが、それまで子どもが努力して、先生が評価した数字が チャレンジテストで何点取ったかで くつがえされ、評定を下げられることがあります。
要するに、それまでの子どもたちの頑張りや 先生たちの子どもたちを見る目を一切無視して バッサリと切ってしまう道具になるテストです。
3年生は学校平均が内申点に影響するため 「テストは休んだ方が、迷惑がかからない」と考えてしまう子どもが数多くいます。
特に今年度は 3年生が6月に行う予定だったテストが 大阪北部地震の影響で、9月4日に延期になりました。
そして9月4日は、猛威をふるった台風21号の影響で、実施できませんでした。
あのような台風が接近していることがわかっている中、 前日の夕方になっても、完全延期の決定はありませんでした。
一旦9月6日に延期となりましたが その日に学校行事等が重なっている学校は、その日でなくてもよい、という通達だったそうです。 ここで、すでに実施日にズレが出ています。
そして被害が甚大な中、大阪府教育庁が出した決定は「9月6日から12日の間までに実施」 まだライフラインもままならない地域もある中 子どもたちは進路を左右するテストを受けることになったのです。
しかも、使用した問題は同じもの。
以上の点から、公平で公正なテストではないことは一目瞭然です。
しかし、この結果を 今年の高校入試の内申点にやはり反映すると 大阪府教育庁は言っているそうです。
おかしくないですか? テスト自体も疑問のあるものですが 今年の異常な状況下で、 それをやはり子どもたちの成績に反映するというのですから。
子どもたちの思い、保護者の思い、 先生たちの思いを理解してほしいです。
とにかくまずは 今年度の3年生チャレンジテストについて 成績に反映させることがないよう、求めます!
市内ママさんより
「H30年度「一斉チャレンジテスト」の結果が高校入試への内申として無効になることを求めます。」
署名は引き続き行なっていきます。
署名された方も手があいた時にページを投稿などして広げていただけると助かります。
よろしくお願いします。
1つ目の記事。
https://kabotya.themedia.jp/posts/4981699