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梨の日

映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』

2018.10.18 05:28

映画『チューリップフィーバー肖像画に秘めた愛』


監督:ジャスティン・チャドウィック

原作/脚本:デボラ・モガー

出演:アリシア・ヴィキャンデル/デイン・デハーン/

ザック・ガリフィアナキス/ジュディ・デンチ/クリストフ・ヴァルツ/カーラ・デルヴィーニュ




今思い出してもちょっと惚けてしまう。


直感でなんの口コミも聞かずに行ってきた映画。

選んだ私、ホントいい勘した。

映画館出てちっちゃくガッツポーズしてしまった。内緒)



ただのチューリップの話じゃなかった。


予告編観るだけだと、チューリップと経済、愛もちょっと絡めてみましたー

的な感じを受けてたけど。


チューリップがね、お話しに、いいよう~に絡んできて。

登場人物の運命を狂わせてゆく。

チューリップバブルという、

出しゃばり過ぎないのに影響力のある、時代背景。


時代背景を描き出す、その美術が素敵。

フェルメールの絵が、そもそもこの原作の、更なる根源。

そのフェルメールの絵を彷彿とさせる、

絵画の数々。


無名の絵描きが描く、愛しさを抱く女性。依頼人の妻)

青いドレス、布、光、

まるで写真のようなリアルな写実に、もっともっと観ていたくなる。

し、映画の画の美しさを固めてる。。



出てくる俳優女優陣も、とんでなく美しくて。



本能で駆け寄ってしまい出会ってしまった後の2人のシーンには、


瞳孔全開になってしまった。釘付)


いい大人が大興奮よ。。



この部分、あまりの印象にメルマガでエライ書きました。




ストーリーで細かいところは描かれてなく

衝動的で「まるでドラマ」とはこんな感じ。

それでも、惹かれ合うわずかな2人の変化に

説明がない分、こちらから見入ってしまう。




出産や女性についての視点が強烈。

女性の思考回路も行動も強烈。


同じ女だけど、女がわからねぇと言ってる男性陣の気持ちがわかる←

本当こえぇ。

だから女は面白いんだな。



分厚くて古いおとぎ話。

大人と現実も織り込まれた、大人のおとぎ話。


最後の最後、絵本でいう「めでたしめでたし」直前のエピローグ。


振り切って、それぞれのハッピーエンド。

結婚や相手がいるのが幸せ、じゃないから、大人版絵本。


胸糞悪くなってたであろう男性陣も最後の〆で後味はいいはず。お口直し)

私は好きだったな。





舞台や映画、本、絵本、

フィクションの世界に飛び込んで、現実を忘れる時間を過ごせる。


映画も舞台も、娯楽だもの。


これずっと言ってるけどね。


娯楽としての映画を、良質な作品で満たされた。



そ れ と


各国のポスターの違いが面白いし素敵やねん。




3枚目、窓に映るコルネリスがホラーみたくなってるけど←

観終えると、もう本当、切なく苦しくなってくるぜ…窓を挟んだその眼差し。



韓国版は系統がガラリと変わって



斬新すぎてビビった。

ただ、



ここまでセクシーなポスターも。

加えたチューリップに添える手が本人じゃない感じも、意図がある感じでたまらん。





フェルメール展が今、上野でやってるみたいだらセットで行く計画すれば良かったなー。


以前六本木で観たのはいつだっけか。




眼福映画。