英数をフルボッコに。
さて、私立も公立もしばらく中2はテストがないので
英数フルボッコのための演習を加速させます。
「ちょっと、君が今解いた問題について、
正解以上のものを少し紹介しますね。
y=2(x-2)を、今展開して処理しましたが、
x=2を代入するとy=0なので、その座標をとって
傾き2の直線を描いても成立しますよね。
先ほど書いたグラフと同じグラフになると思います。
その問題はこういう解き方は指示してませんが、
気付く人には気付くよねってことで
入れてある問題だと思います。
是非、よく式とグラフを見比べて、
なるほどと思う時間を噛み締めてみてください。」
「y=3xなんていう関数式があります。
すごく当たり前なのですが、xの3倍がyですね。
このことを図形的に理解できるように、
わざわざ図をかいてこれを考えてみます。
このような図形的な発想を一次関数にもぜひ
応用できるよう、式の世界に閉じこもらないで
わざわざ図を描いてみるっていう発想も
大切にしながらゆっくり関数を楽しんでください。」
色々説明をしますが、一次関数に入ってからは
”ゆっくり、そうなんだよなぁっていうのを
楽しみましょう”的な言葉を添えて、生徒が
それを眺める時間というのが増えました。
具体的にすっと頭に入ったかな?と思うまで
具体例の手を止めないということも大切です。
基礎中の基礎は、どれだけ具体的に分かっていても
損はしないからであり、そもそもその子たちは
私の手を借りずとも問題は解けてゆきますが、
その先への応用を考えた多様な思考によって
問題を捉えるということに届いてないケースもあります。
「そんなところに迷うくらいの知識の習熟では、
”これは本当に正しいのかな?”なんて思いながら
解き進めてしまいますね。絶対これでしかないってくらいの
即答力が必要なのです。その次元に到達すると
どの問題を解いていても楽しくなりますから。」
1ヶ月くらい定期テスト・実力テストがないというのは
かなりありがたいことです。私立は学力推移調査がありますが、
これも国数英なので、今やっていることがきっと生きます。
受験においても頻出の重要単元です。
地味な演習ばかりですが、しっかり積み上げていって
確かな実力を身につけてゆきましょう。