桜と台風から地球の未来を考える
クラウドファンディングも終了から1か月半が経過しました。
すっかり季節も秋めいて福岡は朝晩冷え込むようになってきましたね。
クラウドファンディングでの申し込み分の植林も完了し、
先日活動報告を掲載いたしました。
下リンクよりご覧いただけます。
本日は台風のお話。
昨日、秋なのに桜が咲いているというニュースを目にしました。
これは台風によっての風と塩害により桜の葉が落ちたことが原因だと言われています。
桜が春だと勘違いしちゃったんですね・・!
桜は一度咲くと来年の春に開花はしないそうですよ。
ここぞ!とういうときに咲く桜ですが、このおかしな気候でホルモンバランスが崩れているようです。
そんな今年の台風の数々、私たち人間にも大きな被害をもたらしました。
交通面では関西空港で浸水や連絡橋のタンカーの衝突、
長期にわたる一般家庭の停電、
実際に被害のない家庭でも葉物野菜の高騰などで全くこの台風の影響を
感じなかった方はいないのではないでしょうか?
勢力の強い台風が次から次へと上陸しましたね。
ではなぜ台風は衰えることなくやってきたのか?
ここには「海面水温」が深く関係しています。
これまでの台風は強い勢力であっても日本に近づくにつれ
海面水温が下がるので、それと共に勢力も衰えながら上陸していたのです。
台風が日本を縦断しても、上へ上がるにつれ弱くなり、途中で熱帯低気圧に変わっているのを気象予報でご覧になったことがあると思います。
これは海面水温が低いのが一つ関係しています。
しかし日本付近の海の海面水温は近年徐々に高くなっています。
ニュースでも、関東近郊の海で色鮮やかな亜熱帯の魚が見られるようになったと漁師の方が言っているのを見かけました。
実際には「海面」だけの水温ではなく、海深くの水温も上がっているのだと推測されます。
こうした海の水温の上昇により、台風の勢力は衰えることなく日本に上陸し、多くの被害を生みながら、以前は台風の到達が少なかった北海道にまで届いてしまっているのです。
さて、この話からすると強い台風が来たのは偶然だったのでしょうか?
今年は偶然そんな年だった・・?
来年はわからない?
海面水温が下がらない限り、今年のような台風が毎年来る可能性は高くなるのではないでしょうか?
いえ、むしろ海面水温がさらに上がれば、より危険なレベルの台風が上陸するようになることも考えられます。
徐々に上がっている海面水温・・
ここまでお話しているとお気づきの方も多いと思いますが、
まさに「地球温暖化」ですよね。
防災グッズや避難がすぐにできるような準備も私たちが身近にできることの一つですが、
それと共にこれ以上強い台風が来ないよう温暖化への対策を立てるべき時代に来ているのではないでしょうか?
環境問題への関わりはまだまだ一般の方にとっては薄いのが現状です。
環境問題への取り組み=ボランティア
の認識もまだまだ根強く感じますが、
「地球温暖化」の改善に取り組むことはこれからの私たちの「安全のため」であることに間違いありません。
そうした意識が高まることを願っていますが、
世界中が地球温暖化に取り組まざるを得ないことは目に見えており、
人類存続のための課題になりえることを
昨今の異常気象から感じる今日この頃でした。
Higuma