2018年6月合宿
6月8日9日10日の合宿の作業報告です!
梅雨の季節ですがどんどん進めて行きます!
紫陽花が綺麗に咲いていました
今回は
①新入生への古民家説明や道具研修
②福良見学
③蔀戸の完成と壁の仕上げ
です!
①新入生への古民家説明や道具研修
今回は新歓も含めた合宿です。
新入生に古民家の説明をして
釘やビスの打ち方の道具研修を行いました。
そのあと新入生は道具に慣れるために、靴箱のデザインから制作までを自分たちで行いました。
まずは靴箱のデザインを考えます。
デザインした靴箱を組み立てて行きます。実は古民家の解体で出た階段を元にしています。
そして完成しました!新入生ご満悦です!
早速使ってみました!靴を入れるところが斜めになっているので靴を入れやすいですね。
②福良見学
新入生も沢山来てくれたことなので、福良の見学をしてきました。
福良にある有名な建築物である福良津波防災ステーションへ。建築家の遠藤秀平さんが設計した建物です。
みんなで建物の屋上へ行ってきました。使っている素材や曲線的な造形がいかにも遠藤秀平さんの建築ですね。福良には他にも遠藤さんの建てた建築物があります。淡路人形座などが有名です。是非是非見に来てください!
福良を見学した後は、全員で写真を撮影しました。
1回生から4回生まで、みんな笑顔でとてもいい写真が撮れました!
③蔀戸の完成と壁の仕上げ
今回の合宿の大きな作業は蔀戸の作成と壁の仕上げです。
1回生が蔀戸の部材を切りました。何十本もの部材を今期より切ってもらい、大きく作業を進めることが出来ました!
切った部材を組み合わせて、蔀戸の枠組みを作ります。ずれたり、割れたりしないように二人がかりで作業しました。
部材のかませ部分の幅を調節しています。
切った部材をかませていきます。
蔀戸の枠組みの完成です。外枠の中心に十字の木組みをはめ込むんのが難しかったです。
蔀戸の枠が完成したので、ルーバーの縦材を打ちました。
珪藻土の仕上げもしていきました。
そして最後には6枚中4枚の蔀戸が完成しました!一気に外観が変わりました。6枚の蔀戸が完成するのが楽しみです。
まとめ
今回はじめてプロジェクト福良に参加しました。今まで実際に何かを建てるという行為をしたことがなかったので、とても新鮮な経験になりました。一番印象に残ったことは、建物は誰かのために建てるということでした。当たり前のことかもしれませんが、普段製図室にいたら、対象となる人のことを忘れてしまいがちです。ですが実際に建てるという行為のなかで、古民家の前を通る人に「完成はいつなの?」「楽しみやね。」と声をかけて頂き、そのような当たり前のことに気づくことができ、建物を使う人のことを想像することの大切さを実感しました。
(文責:伊原)