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渡部さとる写真ワークショップ2B&H

シャッタースピードと絞りと感度の関係

2018.10.19 11:28

露出はシャッタースピードと絞りと感度で決まる


シャッタースピードはフィルムが光を受ける時間のコントロール

絞りは光が取り込まれる面積のコントロール


シャッタースピード

カメラに書かれているシャッタースピードの表記(フィルムカメラ)

1  2  4  8  15  30  60  125  250  500  1000

左から1秒、1/2秒1/4秒 1/8秒 1/15秒 1/30秒 1/60秒 1/125秒 1/250秒 1/500 秒1/1000秒

シャッタースピード実測すると

1 1/2 1/4 1/8 1/16 1/32 1/64 1/128 1/256 1/512 1/1024

時間を半分または倍にする行為 倍数系列になっている


絞り

レンズの絞りを部屋の窓だとすると

絞り=窓の大きさ

窓の明るさは窓の大きさと窓からの距離が関係する


レンズを見るとこんあ数字が並んでいる

1.4  2  2.8  4    5.6    8    11  16  22

1,4とか2,8という半端な数字はどこからくるのか?


窓の大きさ=口径

窓からの距離=焦点距離

f=焦点距離÷口径

すべてのレンズにおいてf値が同じであれば同じ光の量を取り込む


口径50ミリ焦点距離50ミリのレンズなら50/50でf=1

口径50ミリ焦点距離100ミリのレンズなら100/50でf=2

焦点距離100ミリのレンズでf=1を得るためには口径を100ミリにする必要がある

窓から近いところでは窓の面積は小さくてもいい

窓から離れるなら窓の面積は大きくしなければならない

シャッタースピードは倍数で変化するので絞りも倍数で変化させたい

f値は面積の変化の値 二乗すると分かりやすい

一絞り絞る行為は窓の大きさを半分にすることと同じ

ふたつ絞れば窓の大きさは半分の半分、つまり1/4になる

1 √2 2 2√2 4 4√2 8 8√2 16 16√2

√2=1,414,,, 

ということは

1 1.4 2  2.8  4   5.6   8   11 16  22という並びになる


感度

ISO感度はフィルム(デジタルセンサー)が感じる度合い

あるフィルムの感じる度合いを1とした

そこから倍数で進めていくと感度は

1  2  4  8  16  32  64  128  256  512  1024となる

1972年コダックのカラーフィルムが100(64 80 100 128)を採用

それ以降100が基準点となり

50 100  200  400  800  1600  3200  6400  1280  25600  51200  102400  204800  409600と進んでいく


感度100と409600では4000倍光を受け取る能力が違う

感度100で1秒かかる露出は409600なら1/4000ですむことになる