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雷霆を告げる音

サマーナイトブルース

2018.10.19 12:10

夏が終わり

ゆっくりと秋めいてきた。

街の気怠さが、夏の暑さから解き放たれたように少しづつ元気を取り戻していた。

その感覚を私は楽しくて仕方がなかった。


日差しが強い少し前の話、

9月が終わるって言うのにヤケに暑い

暑さが日本を覆い尽くして、日本人の気持ちを大幅に削いでいっている。

私の溜息には、日頃の疲れとあの事を思い出させてしまい余計憂鬱になる。


今日一日もただ何もせず生きてしまった。

無性にそう思えるほど疲れてしまったのかもしれない。


私は、静かに扉を開けた

その先には光が溢れ、何故か強い風が吹いた。

暖かいような、でも、熱気じゃない。

包まれているように、抱えられてるように。


パッと目が覚めた、暗い部屋に

明るく光ったデジタル時計は3時を表示していた。

まだ暑さが残っていたのだが、夜は以前より過ごしやすくなったのかもしれない。

嫌な汗は掻いていなかったけど、


忘れないといけないのかもしれない。


「夢にまで出てくるなんて」


その夢を見てすぐに、9月の終わりに外は涼しくなった。

わかってるよ、

話を少し進めます。


それはひょんなことだった、

開かない金庫を開けてから少し不思議なことが起きた。

それを伝えないといけないことだってわかってる。