音を浴びる
「よもりべ」という2人組音楽ユニットをしています。
「私たちの大好きな四方山な音楽をリーベ(愛)を込めて。四方に愛をお届けする語りべになろう。」と結成して7年目になります。
この秋オリジナルアルバムが完成したので、ご報告と感謝をお伝えしたく、CD発売記念ライブをしました。
会場満杯のお客さま!
光栄で有難いお声かけをたくさんいただきました。
ありがとうの気持ちでいっぱいです。
聴きに来てくれた友人の1人が、「CDをヘビロテしてたけど、生の歌、ハーモニーはまた格別ですね~。ゆらぎを浴びたというか、あちこち調子良くなった感じ(笑)」
と感想を寄せてくれました。
そうか〜!凄いところをキャッチしてくれたなぁ。
私が『音』が好きなのはそこなんだよなぁと、改めて深く納得、再確認しました。
音は振動です。
振動はその場で震えているもの何でも指しますが、その振動の波が空間を伝わって遠くまで届くとき、波動という言い方をします。
私たちの細胞や色んなモノも振動している訳で、その揺らぎ自体やそのモノが発するエネルギーを波動と捉えたりもしますね。
適度な振動は、偏りを無くしてくれます。
製氷皿に水を注いで、偏りを無くすために揺すりませんか?
満員電車も、揺れている間に乗客の密度が均一に近づいていきます。
ただ度を越えると、水も溢れるし、人も倒れて事故になりかねないのが重要なポイントです。
また、ある種の音には、汚れを取る働きもあります。
例えばメガネの洗浄器。
超音波で振動させた水に浸けると、メガネは傷めず汚れだけを奥の奥まで浮かし取ってくれます。
体のコリや不具合は、硬さや緊張の偏りや老廃物の蓄積だったりするので、心地よく音に揺らいでいる間に元気になっていくのももっともだと思います。
ですから私にとっては、ケアも音楽も根っこは同じなのです。
「ハイパーソニック・エフェクト」というものがあるそうです。
超高周波20kHz以上を体の表面から受けとることで、脳の最深部にある基幹脳の血流が増加して活性化する現象。
気持ちがリラックスし、明るく前向きになる。
水のせせらぎなどの音を聴くことによってハイパーソニック・エフェクトが得られ、回復が早い。落ち込んでも、また頑張ろうと前向きにさせてくれる。
CDやダウンロードした音源をスピーカーで再生しても、20kHz以上はまず聴けません。
自然の音や生演奏を格別と思うのは、機器の制約を受けない何かを感じるのでしょうね。
たぶん耳だけで聴いている訳ではない気がしますし、他のいろいろな感覚と相まって、とにかく理屈なく気持ちいい。
同じ場に集って話して笑って、美味しい食べもの飲みものをお供に、心地よく音に揺られる…なんと幸せなことか。
そうやって心身を癒すと、ニュートラルに戻れる気がします。
するとそこからまた自分らしい元気が湧いてきて、日々のあれこれに向かっていける。
そんなことを大切に思って一緒に過ごせる仲間に恵まれていることに感謝しています。