日誌抜粋~シンプルな関係性
今日は12月?と思うくらいの寺分畑は暖かい日差し、虫探しに夢中のトシロウも、朝行き渋りが激しく気乗りしていないハルカも、知子さんが声をかけると集まってきて全員で1つのカリフラワーとブロッコリーを収穫。その後はいつも通りの元気なハルカ、最後尾でヒカリとおしゃべりを楽しみながらゆっくりベースで歩く。速めに前を進むトシロウとイブキは後ろを待っている間、花を摘んだり、竹の皮を武器にして戦ったり二人仲良く遊んでいる。
今日のハルキはヒカリに対してあたりが強い(昨日もだったらしい)。何かと「ぴっこはダメ!」と言って通せんぼうしたり、ハルカを優遇して仲間外れにしようとするが、ヒカリは上手いことかわしていく。ししいしでは橋を渡りたくて「どいて!」とハルキが強い口調で何度も言うけど、ヒカリは聞こえません~といった様子で橋の上で髪を洗い始める。どんな結末になるのかと様子をみていると、ついにハルキが手を出し服を引っ張ったり叩いたり、どうにかヒカリを橋から降ろそうとするけどビクともしない。一緒に橋を渡りたいハルカもハルキに味方して参戦、「どいて~」と叫ぶが2人の力は及ばず、ヒカリが水浴びに満足して橋を降りるというかたちで一件落着した。そんな様子のふたりだけど、ヒカリが転んで泣いているとハルキが頭を撫でにいったり、一緒におままごとをしたり。こどもたちの関係性や心情はころころ変わって見ていて面白い。大人の方がよっぽどあれこれ考え過ぎているんだろうな~とシンプルで後腐れのないこどもたちを羨ましく思う。
ししいしに着くと、石の上に登り女子3人がお団子作りを始める。ひとり土で遊んでいたトシロウも様子が気になったようで上まで登ってきて、お団子作りをしているとわかると自分もお団子を作り石の上まで運ぶ。ハルキはししいしに着くと服を脱ぎ川に入らないのになぜか裸になって遊んでいた。ししいしは裸になれる場所?と思っているのか、解放感があるのか、はしゃいでいた姿を思い返すと、今しかできないし、なかよし会にいるからできる遊び方なんだろうなと思い、これからも思う存分楽しんでほしい。
お昼はカリフラワーとブロッコリーの丸かじり。生は歯ごたえがあって甘くて美味しく感じたけど、好きな子もいれば苦手な子もいてそれぞれ。ピーマンは夏の頃より苦みが強くなっていたけど、みんなバリバリ頬張っていた。ピーマンの丸かじりはこれが最後かな。
当番に入るたびに力関係や関わりが変わっていて成長や新たな一面が見えてくる。これからさらにどんなふうに変わっていくのか毎回のお当番が楽しみです。
ヒトミ