「猟毒人」第四十九集
楚莹は集った楚天南の兄弟分らに挨拶し乾杯する。そしてその場で皆の麻薬取引を楚家に集約すると宣言する。兄弟分らは色めき立つが、その時皆胸を押さえて苦しみだした…乾杯のワインに毒が入れられていたのだ。楚莹はニッコリ笑って、いつか見た夢みたいだと言う。久しぶりに呂云飛に会ったあの夢のようだと。彼らは長年父の商売にたかっていた寄生虫、父がこんなになったと見て裏切り群がって来るハイエナたち、だから死んで当然だと。そして呂云鵬を見て言った「で、貴方の事はなんて呼べばいいかしら。王鵬?李東?それとも…呂云鵬?」
王玉江が云鵬に銃口を向けていた。
あなたの本当のボスが呉新河ではないのも知ってる、アンディにUSBを持ち出させ逃がしたことも。「でもね、」楚莹は続ける「あのUSBは、ニセモノなの。」そして指輪のケースを取り出した。この中に本物が入っているということだ。「それでも、あなたがこの指輪を私につけてくれたら(※本当に結婚してくれたらの意味)私は全て許そうと思うの。」
王玉江が制止するが楚莹は黙れと一喝する。云鵬は黙ってうなづく。
楚莹は銃を手にすると江伊楠に突きつける。「彼女だけは殺さなければならない、あなたの愛人で、中国警察の江伊楠…。」
云鵬は平静を装いながら言う、中国警察を殺したらますます楚門会への追及が厳しくなる、幸せな結婚生活を楽しみたくはないのか?それに…「俺の兄・呂云飛も中国警察だ。俺は明山にいた時からずっと兄の復讐のために生きてきた。命が惜しいなどと思った事はない。」そして伊楠の隣に立ち彼女の手を握る。楚莹は憎しみの表情でその銃口を云鵬へと向ける。
その時、云鵬が隠し持っていたスイッチを押す!会場内に無数にある風船が割れ白い粉が辺り一面を覆った。云鵬は伊楠の手をとり逃げようとするが伊楠はUSBを探すと戻っていく。視界が悪く何も見えない。銃撃を躱しやっと指輪ケースを発見し逃げ出す。迎えの車が到着したその時背後の会場で大爆発が起こった。
警察からなんとか逃げ切り自室に戻って来た呉新河、そこへ呉雄がゴルフクラブを持って現れる。向こうが"取引"を破棄した以上人質を生かしておく理由はないと呂夢瑶らの殺害を命じる。
保護された夢瑶らは港でアンディらと合流しあとは云鵬らの到着を待つ。だがそこへ呉氏の刺客が襲い掛かる。激しい銃撃に耐えられず車に乗って逃走した。
山路へ入り車を捨てて逃げる。追っ手の一人を倒し残る一人を陳童が応戦し夢瑶らを逃がす。
云鵬らは王玉江の追撃に遭っていた。伊楠が車に積んであるマシンガンで応戦する。だが車が銃撃を受けオーバーヒート、爆発する直前に下車したが爆風に吹き飛ばされた。云鵬は山の急斜面を転がり落ち、断崖絶壁に転落するところを伊楠が間一髪でその手をつかむ。だが長くはもちそうにない。云鵬は自らその手を放した…。
その直後援軍が到着し王玉江らは撤退する。伊楠はUSBを彼らに託し、河へと落ちた云鵬を助けに向かう。
陳童を手助けするため乍莱は拳銃を呂夢瑶に渡し来た道を戻る。互いに弾が切れ肉弾戦となっていた。乍莱は男につかみかかる。陳童がその間にスペアの弾倉を取り出し男を射殺した。
辺りはすっかり暗くなった。手傷を負った警察官を助けながら山の中を逃げる呂夢瑶と李玫。そこへ足音が近づいてくる。夢瑶は銃を手に構える…。
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いやーせっかくここまで良かったのに、これはもうちょっとうまく撮ってほしかった。あまりにワイヤーが見え見え…。
さていい具合に風呂敷畳まれてきてるけど最後にどう来る?