ウェルビーング(well-being)
グランドマーリンの齋藤です。
近年、よく聞くようになったウェルビーング(well-being)という言葉。みなさんどのようなイメージでしょうか。福祉の英訳は幸福などを意味するウェルフェア(welfare)が一般的ですが、これとも少しニュアンスが異なります。
ウェルフェア(welfare)は福祉の対象となる人へ必要な福祉サービスを届けることに主眼がありますが、ウェルビーング(well-being)では全てのあらゆる個人が自ら主体的に自己実現を目指すという概念です。
もともと少しわかりにくいウェルビーング(well-being)ですが、日本では主に「主観的な満足度」として理解する傾向がみられます。どれだけ満足しているかを豊かさや幸せを感じる指標にしています。
内閣府のウェルビーングに関する指標である「内閣府Well-being ダッシュボード」では、全体的な生活満足度(総合主観満足度)が最上位に位置づけられていることからも、日本での感覚がわかります。
しかし、ウェルビーング(well-being)は、本来的にはもっと多元的な概念で、客観的な見方も含まれています。実際に経済協力開発機構(OECD)では、「主観的幸福」の他に、「所得と富」や「雇用と仕事の質」、「健康状態」「知識と技能」「環境の質」「安全」「仕事と生活のバランス」「社会とのつながり」「市民参画」などの指標を用いています。
主観的な満足度はもちろん大切なものではありますが、客観的な指標を軽視すると差別や格差などの社会課題を改善できません。
満足度は環境の影響を受けるものですので、客観的な事柄、例えば仕事満足は「働きがいのある仕事(給与や労働の中身)」であるかどうかは非常に重要です。
国際的にもこのような流れがある中、障害のある人の就労環境はさらにより良い方向に進むことが必要です。それには、ウェルビーング(well-being)を基本に、主体的に取り組む姿勢がキーポイントになるような気がしています。
私たちの理念にぴったりのこのウェルビーング(well-being)、利用者さんを含めみんなが主体的に取り組んでいき、より良い就労を目指していきましょう。
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