rmt TREEOFSAVIOR(TOS)
2018.10.22 01:56
rmt TREEOFSAVIOR(TOS) 北海道地震で道内のほぼ全域が停電した「ブラックアウト」について、国の認可法人「電力広域的運営推進機関」の検証委員会が取りまとめた中間報告の原案が21日、判明した。再発防止策として、北海道電力に対し、電力需給のバランスを回復するために行う強制停電の枠を約35万キロ・ワット増やす必要があると提言する。苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所への過度な依存を避けるため、必要に応じて出力を一部抑制し、災害への備えを万全にすることも求める。
23日の検証委で中間報告を正式にまとめ、年内にも最終報告を公表する。
電力は需要(消費量)と供給(発電量)のバランスが崩れると電力の周波数が乱れ、ブラックアウトにつながる。
検証委は9月6日未明に起きたブラックアウトの原因について、苫東厚真1、2、4号機の停止や、道東エリアにつながる送電線の事故に伴う水力発電所の停止など複合的な要因を挙げた。これにより、電力の周波数を制御する能力が失われたと分析した。北海道電の発電設備の整備状況や停電発生後の対応については「現在のルールに照らして不適切な点は確認されない」との見解を示す。