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Great Journey

【Great Journey in Melbourne】バイリンガル教育に触れる。

2018.10.22 03:47

バイリンガル教育。


日本人の私達からしたら、珍しいことだ。


ましてやAIやらで言語障害が無くなってきたこのご時世、他言語をわざわざ学んでそれを使おうと思う人は少ないであろう。


私は今、日本にルーツがある子どもたちに日本語を用いて、日本型教育を行なっている学校でティーチングアシスタントをしている。


この学校には、幼稚園生〜高校生までおり、日本人とのミックスの子どもや、親御さんの仕事の関係でオーストラリアで暮らしている日本人など、日本にルーツのある子どもたちが生徒だ。


毎週土曜日のみ開校されるので、生徒は普段オーストラリアの学校に通っている。


普段は英語を使って勉強をし、土曜日になると、ガラリと日本型にチェンジする。


授業も国語や算数、日本の教科書やドリルを用いて、日本語オンリーポリシーの中行われる。

お弁当もなるべく日本風のお弁当を作り、少しでも日本のカルチャーを学ぶことがルールとなっている。

最初お弁当を見たとき、みんなおにぎりや、唐揚げやふりかけなどがあって、めちゃくちゃ日本食が恋しくなった。笑


私のクラスは小学一年生であり、みんな元気いっぱいだ。

私21歳、めちゃくちゃ元気をもらってる。笑

休み時間になると、「先生鬼ごっこしよ〜!!!」とグラウンドを駆け回る。


この子たち、週6でフルで学校に通ってエネルギー凄いなと感心する。笑


小学一年生ながら、皆日本語はネイティブレベル。

日本の小学校と同じようにひらがな、カタカタ、漢字も頑張って勉強している。

算数も、足し算、引き算と日本同様だ。


まさに彼らは、物心ついた時から、バイリンガル教育を受けている。

恵まれた環境だなと思う。


ここ、オーストラリアではこうした教育は珍しくない。


日本語、フランス語、インドネシア語など、様々な言語を用いて教育されている。


そのことで何が起きるか。


脳が発達する前の子どもの頃からこうした、他言語、他文化に触れることで、確実に知識や教養は広がる。

他の人より倍のものが学べ、見える。

普段の成績も向上しているという。


言語はただのツールだ、使うためにある、という理由で見るのではなく、そのツールの意味を考えてほしい。

言語を学ぶことで、その他の文化や、知識などを学べて、自分の知恵になる。


現に、友人で英語はもちろん、タイ語や、インドネシア語、ペルシア語などを学び、実際に留学している人たちもたくさんいる。


長い目で見て、バイリンガル教育を受けると、凄く良い影響だ。


実際自分も英語を学び、使い、生活していると、そのおかげで経験することや、見える世界も変わった。


言語は"ツール"


かもしれないが、そこには深い意味がある。


人とつながるツール。

映像、音楽、芸術を理解するツール。

教養を高めるツール。

コミュニティを広げるツール。

生きていく場所を見つけるツール。


言語1つで見ることができる世界も一味変わる。