【コラム】髙橋汰地が今季初スタメン 好調・岡田優輝と両翼担う
髙橋汰地が今季初スタメン
好調・岡田優輝と両翼担う
23日にパロマ瑞穂ラグビー場で対戦する三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)戦のメンバーリストには、初先発が並んだ。
FWでは今季加入したPR須藤元樹、LOジョシュ・ディクソン。開幕2試合、交代出場だった小池隆成も初の先発。6番を着け、こちらも今季初先発の先輩・古川聖人と両FLを務める。BKでは髙橋汰地が今季初。さらにリザーブには今春加入のLO山川一瑳の名前も。出場すれば、同期のNO8アイザイア・マプスアに続くリーグワンデビューとなる。
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髙橋汰地にとっては、昨シーズンのリーグワン以来、久々の国内公式戦だ。この秋、フランスで開催されていたワールドカップのバックアップとしてSH茂野海人らと6週間、イングランドのバーバリアンズでプレーしていた。
「ほぼ毎週試合だったので、試合週の練習をしながら過ごしてました。バーバリアンズはオーストラリアの選手が多くて、向こうのシェイプに僕らが合わせる感じ。時間がない中で大変さもありましたけど、結構出来るんだという感触もあった。普段の生活では味わえない経験ができて、すごく楽しかった」
帰国後、11月末の静岡BRとのプレシーズンマッチで膝を痛め、第3節からの出場となった。
「チームの状態は悪くない。僕が入っても変わらないパフォーマンスを出せるように頑張りたい」
アーロン・スミス、ボーデン・バレットのHB団とも初めての試合となる。
「練習でも常にコミュニケーションとってくれるので、すごくやりやすい。どんなクオリティでゲームを組み立ててくれるのか楽しみです」
WTBの本懐であるランニングに加えキック処理にも定評の高橋。ボーデン、FBディック・ウィルソンとキック処理の連携にも注目だ。
もう一方の翼は、今季好調の岡田優輝。WTBとして2試合連続先発、2試合連続トライ。「トライに関しては、いいボールが来た結果。今度は自分でチャンスを作って突破していきたい」と意欲を見せる。
大阪桐蔭―帝京大、トヨタと同期で同じ道を歩んだ吉田杏が今季、相模原DBに移籍。トヨタ戦には6番で先発する。「杏が出るのはすごく楽しみ。自分も刺激を受けていますが、変に意識せずにやるべきことを果たすだけ」と平常心で迎え撃つ。
見どころいっぱいの「グリーン対決」は、23日14時30分キックオフ。