12月22日(金)晴れ
こんにちは。麻雀ぐーぐです。
雲ひとつない快晴の鶴見です。絶好の予想日和。有馬記念、考えていきますか。
えー、ブログをサボっていたらまたお客様に怒られてしまいました。リーチの人です。
久しぶりの登場、とはいえ、今週は競馬のこと以外考えることができません。2卓2入りのセット1件と早くもお店が賑わって来ているのですが、どうにか時間を取りつつ有馬記念について書いていきましょう。
まずは毎年恒例、昔を振り返りつつ意気込みを書いたのち予想を披露といきたいのですが、どうも今年はイマイチ気分が乗ってきません。
というのも、つい先日嫁に、有馬記念買うなら入金するから先に金渡せよと優しさを見せたときのことです。
「あなたはいくら買うの?10万?」
嫁も私の有馬記念への思いはよくわかっています。
「いや、たぶんそんなには買わないと思うよ」
実際今年は去年のエフフォーリアと同様、思い入れのある馬で馬券を取れる気がしないので、そこまで勝負するつもりはありません。まあそれでも年間プラスを目指せるくらいの額は張る予定ですが。
「ってかでもさ、そのお金どっから出るわけ?」
「・・・」
昔の私なら、勝てばいいんだろ勝てば、と強気に出るところですが、様々な事情を鑑みると、今の私がそんな陽気ではないのは明白です。
今日は嫁にそんな世知辛い返しをされて、ふいに思い出したとある日のことを書いていきたいと思います。
ーー2004年12月26日 第49回有馬記念
いつもの日の出町のWINSに向かう道すがらで僕はまだ迷っていた。
予想ではない。
本命も対抗もとうに決まっている。
1番人気は、この秋、天皇賞、ジャパンカップと連勝中のゼンノロブロイ。
漆黒の帝王が引退し、藤沢調教師が厩舎の次期エースと目論んでいた馬が期待通りの成長を遂げ、単勝2倍の圧倒的な支持を受けていた。
離れた2番人気のコスモバルクが単勝オッズ7倍ということからもいかにロブロイが買われていたかがわかるというものだ。
ただ、僕の本命は3番人気のタップダンスシチー。
前走の凱旋門賞で惨敗を喫し、大きく人気を落としていた。それでも僕はこの馬の能力を信じていた。他馬とは地力が違う。あのシンボリクリスエスと覇を争ったこの馬ならロブロイを逆転する力すらあると強く思っていたのだ。
馬連にするか馬単にするか。
そして肝心の金額は・・・。
・・・さらに遡る事数時間前。
有馬記念デーにも関わらず彼女を家に招き入れたことを僕は後悔していた。
「ちょっと馬券買ってくるから1、2時間待ってて」
「え?」
「今日は1年でいちばん大事なレースがあるから」
「えー、待つのはいいけど、、あんまり賭けないでよー。いくら賭けるつもりなの?」
「10万」
「噓でしょ!?そんなお金あったら美味しいものいっぱい食べられるじゃん。やめなよ」
「そのお金で私とご飯食べに行ったり旅行行ったりしたほうが楽しいじゃん!」
若かった当時の僕は、その言葉を真に受けてしまった。
のちに一生の不覚と後悔することになるとも知らずに・・・。
WINSへの道をひとり歩きながら必死に考える。
当初の予定は馬連1点10万円。
でも負けたら彼女に何を言われるかわからないし、この大事なタイミングでの彼女の助言はいっぱい賭けるなという競馬の神様の思し召しなのかもしれない。
僕は急遽予算を3万円に変更。
タップ→ロブロイの馬単に2万、馬連を1万購入し満足することとした。
馬単は30倍以上つくし、上手く当たれば70万円以上の払い戻しに。万が一負けても痛くない。パーフェクト馬券のはずだった。
レースはスタートからゴールまで終始2頭のマッチレース。最後の直線は他の馬を置き去りにし熱い争いを展開した。
しかし、勝ったのはゼンノロブロイ。僅差の2着にタップダンスシチー・・・。
馬連の配当1240円。
10万円弱の大勝利にも関わらず酷く後悔したのは後にも先にもこのときだけだった。
もし当初の予定通り買っていれば100万以上の勝ち。帯に手が届いていたのだ・・・。
ーーあの日を境に競馬ではサッパリ勝てなくなりました。競馬の神様に見放されてしま
ったのでしょう。
そもそも結局のところギャンブルってのは勝負どころで厚く張れない人間は絶対に勝てません。そう出来ているのです。
彼女の言葉にヒヨって賭ける額を減らしてしまったあの日以降、私は競馬で勝負をする資格を失いました。
ちなみに翌2005年、やけになってデュランダルの引退レースとなったマイルCSに友人から借金して作った20万を突っ込んで負けたときに1度目の引退を決意したのですが、その話はまた今度にしましょう。
話を戻しまして、今年の有馬記念です。
競馬で大きく勝負する資格を失った男は、今年もどうにか少しのマイナスでここまで耐えてきました。
年始に立てた目標である2万円で1年間遊ぶ計画は早々と頓挫しましたが、現在年間トータル約6万3千円負け。有馬記念でこれをプラスに持っていきます。
口座残高は約3万7千円だったところに来年の資金である2万円を先に入金して5万7千円という状況。
オッズ次第とはなりますがここで当てれば余裕で捲れます。10万20万勝とうなんて思っていません。最後にほんの少しだけ浮けばいいんです。なんならトントン、むしろちょい負けでも構いません。
当てたいんです。
そんな私の2023年、第68回有馬記念、本命は・・・
ジャスティンパレス!!
事前予想をお伝えしていた方にはすみませんが、タスティエーラを対抗に下げ、こちらを本命とさせて頂きます。
枠順など諸々を考慮した結果、軸にするにはジャスティンパレスが最適と判断致しました。
今年はロマンを封印し、年間プラスをガチで取りにいきます。
去年のダービーで本命にした武豊とドウデュースの復活V、今年のダービーで本命にしたソールオリエンスの豪脚一閃、有終の美を飾れるかタイトルホルダーなど、この有馬記念にも小さなロマンがたくさん溢れているのですが、その全てを捨て、勝ちにいきます。
大外に入ったスルーセブンシーズ、スターズオンアース・・・
・・・と、まだまだ続けていきたいところだったのですが、徐々にプレッシャーがきつくなってきました。
麻雀打ってたら打ってたでブログ書けやってなるし、ブログ書いてたら書いてたで仕事しろやってなるし、状況がよろしくありません。
とりあえず本命の発表までいったところで、この続きはまた今度。
もしかしたら続きは書けない可能性もありますが、今年はジャスティンパレスってことでお願いします。3着以内は間違いありません。自信あり。
では、本日も皆様のご来店をお待ちしております。