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Raku-Rin Cycle

中級ショート・リポート【10月定例2リバービューを訪ねて ・秋の四万十満喫ライド】

2018.10.22 15:57

リポート:大野


総走行時間 : 約7時間(休憩・食事時間含む) 

走行距離 : 約120km 

参加者 : 桂さん、Takaさん、つよしさん、JUNさん、さとさん 、フィットさん、大野


10月のらくりん定例ライドは、秋の四万十を満喫するライド。 

例によって定例ライドは運営側が脚力別にコースを設定して、その中からメンバー自らがコースを選んで参加するというシステム。

これはかれこれ2年前ぐらいから始まり、毎回採用され今に至っています。 


私が先導を任されたのは、中級ショートクラス。 

その中級ショートクラスは、三間から四万十大正までの片道60キロを往復する120キロライド。 

全コース平坦基調で走りやすく、コースの半分は四万十川沿いを走るというとてもステキなコースでした。 


まずはクルマを駐車するコスモホール三間に私たちメンバーは集まりました。 

その準備段階で私は皆さんの格好に注視しました。 

そうするとウインドブレーカーなどに身を包む方が大半でした。 

しかしただ一人、私より年上の桂さんが短パン姿。 

これを見た私は、負けとられんわい!と半袖 短パンで行くぞと虚勢を張り、一切上着など持参もせず、スタート地点の“道の駅みま”に向かいました。 

しかしこれが失敗の巻でした。 


三間から近永への道中が寒いのなんの。 

無意識に歯がカタカタ鳴るほどのやってられない状況 。

そこでとりあえず寒さでトイレに行きたくなったので一回目の休憩をとりました。 

しかしそこで薄着の私がぶるぶる震えているにも関わらず、誰ひとり私に寄り添ってくれません。 

一番若いつよしさんが自分の上着を脱いで「これ使ってください」とか言ってくれると思いきや、そのシンパシーは得られず期待外れでした(笑) 

まぁこれも自業自得と気をとり直してトレインを組み、次なる道の駅へと走りました。 


(半パン姿の年長者の二人!)


鬼北町を過ぎ、松野町を追い越して、次なる休憩地点に着く頃には寒さも緩み、皆さん着ている服を次々と脱ぎ始めました。 

ここで悩みが解消したはずなんですが、実は最初の駐車場のところでサイクルコンピュータを持って来てないのに気づき、いきなり凹んでいたんです。 

ルートのデータをそれに入れて、ナビ通りに走る予定だったんです。 

しかしそれが崩れたので、あとは標識頼りの先導となり気を使いました。 

道を間違えて明後日の方向にでも行ったら大変ですから。 


さてトレインはすこぶる軽快に進み、ちょうど30キロ辺りに差し掛かるときでした。 

前方に待望の四万十川沿いのビューテフルなコースが現れたのです。 

風もなく晴天の秋空の下を、トレイン組んで楽しくみんなでライドするのですから、もうそれは“最高”のふた文字に尽きました。 



そんな中を和かに走っていると、マラソンランナーが道に溢れんばかりに走っているじゃないですか。 

そう!その日は“四万十ウルトラマラソン大会”の開催日だったのです。 

どうやら60キロの部門のスタートだったようで、ランナーの皆さん一応に元気はつらつで走っていました。 

しかしそこを過ぎると、ヘトヘトになりながら走っているランナー達に遭遇。 

私はその人たちが、既に峠を越え下って100キロ完走を目指しているランナーだと分かりました。 

それを知った私たちは、ランナーに向かって手を振ったり、声援を送りました。 

するとランナーの皆さんは笑顔になり、手を振り応えてくれました。 


しかし方や自転車で楽しく走り、美味しい食事をして帰る私たち。 

方や走り終えるとゴール一帯はゾンビ村となり、ロッカールームでは夜戦病院化するウルトラマラソン。 

同じアマチュアスポーツでありながらこの差、この違いはいったい何なんだろうとふと考えてしまいました。 

まぁそんな難しい自分への問いかけもランナーの姿が見えなくなると、スコーンと消え去り、また軽快にペダルを回しました。 


そんなこんなで折り返し地点である道の駅に着いたのが、予定通りの11時。 

そしてそこでしばらく休憩したあと、今度は来た道を20キロ引っ返し、待望のお昼ご飯が待っている道の駅に行きました。 


(前列さとさん。後列左からTakaさん、JUNさん、大野、フィットさん、つよしさん、桂さん)


するとそこのレストランは大混雑で、待ち時間ありゃりゃの45分で、私たちは落胆は隠せませんでした。 

そしたらお店から満腹感に満ち溢れた、ご機嫌麗しい初級のメンバーがぞろぞろ出てきました。 

そして腹を空かして堪らない私たちに、ある初級の女性のメンバーが言いました。 

「これからまた別の道の駅でスイーツを頂くの」と。 

 私はそれを聞いて、正直いいな〜と思ってしまいました。 

もうこうなったら長い待ち時間に耐える胃袋は持ち合わせていません。 


そこで初級班がスイーツを食べる、そんなに混雑してないと言われる道の駅で昼食をとることにしました。 

そこは10キロ先なので、飛ばせば直ぐなので、一刻も早く飯に辿り着きたい私は、スピードをあげてトレインを引っ張りまくりました。 

ところがどっこいでその道の駅のお店も、前より短いと言えども待ち時間20分。 

いやはやこれはウルトラマラソン大会のせいだな!と、つい愚痴ってしまいました。 

やっとこさ空腹から解放された私たちは、初級班にお先に!と別れを告げ、いざゴールの三間にペダルを回しました。 

そしてその途中、鬼がいる“道の駅 広見森の三角帽子に寄りました。 そこでのつよしさんとのやり取り。 


つよしさん「ずっと大野さんに前を引かせてばっかりで、なんか申し訳ないようで…」 

私「えっ?そんな気持ちでいてくれたん?それならもっと早く言ってよ。あと8キロぐらいしかないし」 

 つよしさん「いやいや、そんなこと言える雰囲気じゃなかったんですよぉ」 

私「そうやった?あぁそうか…(苦笑)」 


という訳で私にとってその日は、たくさん勉強になった反省ライドとなりました。 




 (大野)