安心感
不安な気持ちや警戒心は、自分を守るために大切ではあるのですが、何事も行き過ぎるとよくありません。今回も学問的な内容ではありませんが、安心感を得るために個人的に気を付けていることをまとめたいと思います。
恐怖感は、わからないことや、思い通りに行かないことから生まれます。まずは、出来る限り自分や周りのことを理解することが大切です。全てのことが予測できて、その原因もわかれば、基本的に怖いことはないですよね。情報は大事です。
次に、あらゆる可能性をできる限り網羅し、その対策をしておくことです。どんなに起こる可能性が低そうに思えても、それが起こった時にどう行動し、対処するかを決めておくことで、実際にそれが起こった時に動揺せずに済みます。
ただし、想像するのはどんなに可能性が低くても最高のパターンにしましょう。実際にそれが起こらなくても、想像するだけでまるで実際に起こったような気持ちになることができます。例えば、仲のいい友達がいたとして、嫌われてることはないにしても、ちょっと苦手に思われてる部分があるかもしれないし、逆に全て受け入れられて完全に好かれているかもしれない訳です。この時、苦手に思われていた場合は、言われてから直す努力をするというのが対策のひとつになります。そして、想像するのは完全に好かれているパターンにしましょう。実際にそうかは置いておいて、どうせどちらかわからないのであれば、完全に好かれていると思えた方が嬉しいですよね。想像が難しい場合でも、前に「大切に思っている」とか「好き」とか言ってもらえたら、それを挨拶される度に思い出して言われた気分になるだけでも安心すると思います。もちろん、最高のパターンしか考えていないと、最悪のパターンの時にショックを受ける訳ですが、最悪のパターンの時にとる行動を決めておけば悩まずに済むので、ショックは最小限に抑えることができます。
また、想像するだけで、まるで演じるかのように、想像の自分に近づく効果もあります。先ほどの例だと、みんなに好かれていると思えば、みんなに好かれている人のような振る舞い(好意的なコミュニケーションなど)をしやすくなるため、より好かれやすくなりますし、逆にみんなに嫌われてると思うとそういう振る舞いをしづらくなるため、怖がられてみんなから距離をとられやすくなります。なりたい自分を想像することは大事です。
何なら、実際に起こらないことを想像してもいいです。現実味を持って想像できれば、実際に起こったのと同じくらいの満足感が得られるはずです。現実の自分がそうでなくても、現実の他人がそうでなくても、その人がなりたい姿を尊重することで、もっと自由に生きられると思います。
また、上手くいかない時に自分を責めすぎるのは、逆に情緒不安定になってパフォーマンスが落ちやすいです。昨日以上に好きな自分になることを目標に毎日を生きていれば、自分を責めづらくなり、パフォーマンスも上がると思います。自分を嫌いにならないことだけ意識していきましょう。
今回は、安心感についてまとめてみました。思い通りになれば情緒が安定するので、自分の時間を大切にしたり、周りを気にしすぎないことが大事になります。もちろん、安心感を感じる状況は、想定内で思い通りにことが進む時なので、そこに感動はありません。相手を感動させるためには、想定外のプラスアルファが必要になります。相手の要望通りに動いているのに、感謝も感動もしてもらえない場合は、それが原因です。期待を裏切ることも感動させるためには必要ですね。