\嘉麻の酒蔵シリーズⅠ 寒北斗酒造株式会社/
日本酒が好きなあなたへ。
今回紹介させていただくのは
嘉麻市大隈町にあります『寒北斗酒造』さん。
外観はこんな感じ。
この建物は幕末に建てられ、現在は国の登録有形文化財に指定されています。
扉をくぐると広い土間を真ん中に右手に事務所、左手に販売所があります。
見上げると、今では珍しい大きな梁が現在でも建物をしっかりと支えており
長い間職人さんたちの手によって大事にされてきたことがわかります。
さて、寒北斗酒造さんの歴史は長く、享保14年に遡ります。
創業当時の屋号は松尾屋。
その後大隈酒造を経て玉の井酒造となりました。
それから長い間『玉の井』という銘柄で地元の人に愛されています。
『寒北斗』というお酒ができたのは昭和59年。
福岡を代表する銘酒をつくりたいという酒屋さんの声を受けて
試行錯誤の末に“福岡の食に合うお酒”をという想いを大切にして作られました。
地元の北斗宮から“北斗”をもらって付けた名前には
地元を愛し、原点を大切にするという想いが込められています。
今回は『寒北斗』シリーズの中からお酒を3つご紹介します。
まずは定番中の定番『寒北斗 純米』。
優しい香りと飲み飽きしない旨口のお酒で毎年仕込み本数はNo.1で
食中酒として冷でも燗でも美味しくいただけるとともに、
すっきりとしたお酒の中にお米の甘さも感じられ、いろんな料理に合います。
(photo by Takuma Furusho)
日本酒度 +3.5
酸度 1.7
アルコール度数 15度
使用米 麹米:山田錦 掛米:夢一献
精米歩合 55%
つづきまして夢の『寒北斗 純米大吟醸 吟遊』。
寒北斗の最高峰のお酒です。
お米本来の味を最大限に引き出した一品で
上品で優雅な香りと澄んでいて穏やかな味わいが楽しめます。
JR九州クルーズトレインななつ星in九州の車内酒として採用されたことがあり
日中韓首脳会議の晩餐会の食中酒として飲まれたこともあります。
ちなみに、私にはなかなか手が届かず1回しか飲んだことがありません。
まさに私にとって夢のお酒なのです。
(photo by Takuma Furusho)
日本酒度 +4.5
酸度 1.7
アルコール度数 16度
使用米 麹米・掛米:嘉麻産山田錦
精米歩合 35%
最後に『寒北斗辛口純米酒 shi-bi-en(シビエン)』。
こちらは春夏秋冬、季節に合わせて4つのバージョンがあります。
ほのかなもろみの香りと心地よい辛みが融和した春バージョン(にごり酒)。
すっきり軽い飲み口と、キレのある喉越しが持ち味の夏バージョン
旨味のある飲み口と、キレのある喉越しが持ち味の秋バージョン
搾りたてのお酒をそのまま瓶詰したフレッシュ感あふれる冬バージョン
それぞれが季節限定販売となります。
どのお酒も丁寧に作られており、
嘉麻市のおいしい水をふんだんに使い、
ここでしか味わえないお酒ばかり。
・・・のみたい。
最後に、今回の記事を書くにあたって協力していただいたスタッフの寺田さんです。
私と一緒にお酒を飲んでくださる貴重な方でもあります。
(いつもありがとうございます!)
嘉麻市に来られた際は寒北斗酒造さんを覗いてみてください。
寺田さんをはじめ、素敵なスタッフの方がお迎えされますよ~!
≪寒北斗酒造株式会社≫
〒820-0302
福岡県嘉麻市大隈町1036-1
TEL:0948-57-0009
FAX:0948-57-0023
公式サイトhttp://kanhokuto.com/
おまけ。(親戚のおばちゃんに似てきたなとしみじみ思います。)
おかふみ