「国語の成績の上げ方」の秘密は二種類の国語にあり!
いきなりですが、「国語の成績の上げ方」について動画を撮りました。只今絶賛編集中です。お尻を決めると頑張れるらしいので、公開予定時間を決めたいと思います。ズバリ4/16の朝8時!以下のチャンネルでお楽しみください。
宣伝をかましたところで、動画ではなく文字派の方のために、内容を文字でも記しておきましょう。これまた突然ですが、質問です。
「桃太郎が鬼ヶ島へ連れて行ったのは、サルとキジと何ですか?」
どうでしょう、皆さんこの問題答えられますか?難しいという方はすぐ上の写真を見てください。
おそらく多くの人が答えられたかと思います。え?何でこんな質問をしたのかって?もちろん意味があってのことですよ。今日のテーマの「国語の成績の上げ方」につながってきます。
一口に国語の成績を上げると言っても、国語には大きく分けて2種類あります。それは(便宜上名前をつけるとすれば)、学校の国語と本来の国語です。
学校の国語というのは、学校のテストで測られるものですね。『走れメロス』を授業で学んだら『走れメロス』の内容がテストには出ますよね。こんな風に読んだことのある文章についての問題が出題されるのが学校の国語のテストです。
そんな時に使えるのが、「桃太郎戦法」です。やっとつながりました。
上記の質問にあなたが桃太郎の本文を読まなくても答えられたように、テストに出てくる文章が解っているなら、その内容を(桃太郎のように)完璧に把握してテストに挑めばいいのです。そしたら、本文読まずに問題だけガンガン解けますから、早くて正確です。
もちろん文法問題や実力問題も学校のテストには出てくると思いますが、読解問題を桃太郎戦法で素早く回答する事で、それらの問題をじっくり考える余裕を生むこともできますね。こんな風に、学校の国語では準備の力が問われているのです。
対して、本来の国語というのは、国語力を測るものです。
国語力とは、「相手の求めるものを返す力」のことです。例えば、入試の問題は読んだことのない文章を使って、あなたの国語力を測ろうとしているわけです。
「丸太郎が竜宮畑へ連れて行ったのは、サイとカラスと何ですか?」
なんて問われても、答えはすぐに出てきませんよね。丸太郎というお話の本文を読み込む必要があります。これが学校の国語と本来の国語の大きな違いになるのです。
だから、もちろん対策だって異なります。
改めて申し上げますが、入試の国語に臨むときに重要視される力は、「相手の求めているものを返す力」、国語力です。
これを伸ばすには、論理的思考や語彙の力をコツコツと積み上げていかねばなりません。どちらかというと伸ばすのに時間のかかる力なんです。
普段から、知らない言葉やより良いコミュニケーションを意識し、アウトプットや読解の訓練をすることで、国語力は伸ばせます(気になる方は訓練に使えるアイテムをご参照ください)。
こういった違いを踏まえて、目標達成に向けて適切な対策をしていきましょう。
なお、桃太郎をじっくり読みたいと思った方のために、青空文庫にある楠山正雄さんの桃太郎のページを貼っておきます。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「丸太郎って何?」って思ったあなたはぜひ、ご自身でお話を考えてみてください。