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通販企画と広告制作で絶対NGなこと?

2018.10.23 03:02

こんにちは。ダイレクト・ラボ デザイナーの高山です。

今回は

「通販企画と広告制作で絶対やってはいけないこと」

について書いていきたいと思います。

通販事業を始めたばかりの方や、これから立ち上げという方、そして今、通販販促に悩んでいる方のご参考になればと思います。

「通販の企画と広告制作で絶対NGなこと」は何か。

それは

「ペルソナデザインを怠る」ということです。


ペルソナデザインとは、企業が提供する製品・サービスにとって、最も重要で象徴的なユーザーモデルを作り込むこと。これをベースにすることで、ユーザに強い影響を与える商品や広告、各種ツールの企画・デザインが実現できます。


通販商品は様々な広告を使って出せば売れる時代はすでに終わりを迎えています。商品の高機能化、サービスプログラムの提供、資金力を背景にしたメディアジャックだけでは通販マーケティングは成り立ちません。


通販商品の売れる、売れないはまず、商品やその広告がお客様の生活にどう馴染むか考え抜かれているか、いないかで概ね決まります。それをどこよりも分かりやすくお伝えし、お客様心理を理解する通販企業が強くなっている傾向がここ数年のトレンドです。

ネット通販に強い企業が良い例です。情報をよりパーソナルな内容に落とし込み、日々地道に発信し続けるメディアを保有しています。1週間、1ヶ月で様々な情報が蓄積され、いずれお客様の心をその企業の情報で専有するという仕組みです。


皆さまの企画・広告はどこまでペルソナデザインを行っていらっしゃいますでしょうか。

例えば

簡単なものでいくと・・・

●性別、年齢、年収、家族構成、学歴、在住都市、職業などが該当しますが、通販に必要なペルソナはそれだけではありません。もっと深く個人的なものです。


通販系のペルソナは・・・

●年収(どのような役職、どのような業務で)、家族構成(本人も含めて家族が使用している健康食品、コスメは何か)、1日の仕事のスケジュール(プライベートな時間はどの位あるのか)、SNSをどう活用しているか、広告に対してどのような反応を示すのか、好きなファッションブランドは何か、どのようなTVを見るのか、どのような音楽を聞くのか、どのようなところに飲みに行くのか、ランチは何か、どのようなニュースが好きなのか、デジタルデバイスはどの位使えるのか、どのような雑誌を読むのか、飲みの席で友人とどのような話をするのか、どのようなタイプの友人が多いのか等、本人の日常を構築するもの全てがペルソナデザインの元になってきます。

そのような方が日常をどう過ごし、どういう心境で買い物をするか、考え抜くことに大変な価値があります。

商品が化粧品なら、その方の家の鏡台や洗面所にどう並ぶのか、健康食品なら台所やリビングにどう並ぶのか、細かくイメージを思い描いてみてください。(ペルソナデザインをせず、そういったものをイメージするのは中々難しいものです。)


慣れていないとこの作業は中々難しいものですが、これを外した企画は基本NG。必ずと言っていいほど、企画の訴求、広告の訴求がブレてきます。


通販企業様によっては、この作業をほぼやらず、商品企画や広告制作に臨まれるところもまだまだありますが、ヒットの裏には可視化されている、されていない問わず、細かなペルソナデザインがなされているものです。


やってみるに加え、どこまで深く粘ってやるかというのが、一番大切なことだったりするのが通販ビジネスの世界です。ぜひまだ実施されていない通販企業様は今一度考え、見直してみてください。お金をかけずに今日から実践可能な基本的通販マーケティングです。



最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました。

ダイレクト・ラボ

アートディレクター ⾼⼭


福岡の通販広告・通販コンサルティング専門の広告代理店/株式会社ダイレクト・ラボ

公式サイト https://www.directlabo.net