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建設リスト

現代の住宅

2018.10.23 05:58

第二次世界大戦中の空襲で、都市部では住宅が大量に失われた。戦後、住宅難の中で質の低いバラックが大量に建設され、公団住宅など、大量供給型の住宅が造られた。合理的な生活を目指してダイニングキッチンなどが新たに工夫された。戦前の住宅は農家でも町屋でも、生業と結びついた職住一致のものが多かったが、戦後はサラリーマンの増加により、職住分離の方が主流になっている。

高度経済成長期に入ってからも住宅需要の増加は続き、木材資源の逼迫のなかで安価な住宅を大量に供給することが求められ、モルタルや合板の利用が激増した。日本のふんだんな木材と高い技量の大工に支えられていた伝統工法は、筋交いや金物(ボルト・ナットなど)を用い、使用する木材量が少ない木造軸組工法に取って代わられ、都市部の住宅の品質や職人の技量は全体的に低下していく。