2015-04-26_御荷鉾スーパー林道
fcycleの御荷鉾スーパー林道オフに参加。距離、獲得標高共にかなりのものでダート込。
参加したいとは思いながらも不安があり、参加しようか悩んでいた。
参加表明をしたものの、当日が近づくにつれ、ワクワク感とそれ以上の不安が募る。
そして当日。集合時間に下仁田駅に間に合うには新幹線で高崎まで行く必要がある。
乗り換えの時間が長いので家をでる時間は鈍行とは変わらない。
新幹線は一階建ての「とき」だったので自転車を置くスペースもあり、空いていたのでよかった。 高崎駅でコンビニに寄り上信電鉄に乗り換え。駅の休憩所が車両を流用していたりと面白い。
前日はそれなりに睡眠時間をとってはいたが、空いた電車でもう一眠りする。
自転車を組み立て作戦会議の後スタート。
しばらくは南牧川沿いにオンロードが続く。スッキリとした青空が爽やかで気持ちがいい。
軽快なペースで一時間ほど進み、林道の入口に入る。
そこからは一気に登りになる。
日差しが強く、そのぶん木陰は快適。
200㍍登ってその分下り再び300㍍のぼってまた少し下ると大仁田ダム。
車が沢山停まっている。ハイキングコースがあるよう。
公衆トイレあり、水場として使えるかは不明。
ここまでは林道全線制覇にこだわらないのならば、登り返しなしで下仁田から350㍍の登りだけで来れる。オフロードのみを楽しみたい場合にはそちらのルートが良さそう。
ダムを出てしばらく走るとダートが始まる。
細かい砂利の道だが所々荒れていてタイヤを取られる。
最初のうちはなんとか走っているが次第に疲労もたまり進まなくなってくる。
補給食を食べたり、押しながら進むが大分時間をかけてしまった。
ダートを抜けたところで待っていてもらったみんなと合流。
かなりバテていたので荒い息を付いていたら、アミノバイタルを分けていただいた。
日差しのキツさは感じていたが、暑さは感じておらず、汗もそれほどかいていなかったのだが、熱がこもってるようなら上着を脱いだほうがいいよとアドバイスを頂き、脱いだらかなり楽になった。
ちょっと前まで寒かったので長袖のジャージの腕をまくっていたが、もうそんな季節じゃなくなっていたんだなぁ。
あのまま走っていたら熱中症になるところだった。
しばらくは舗装の登り。きついが先ほどまでのダートと比べるとかなり楽だ。
途中大きな桜が咲いている所が。景色も素晴らしく山並みが広がり素晴らしい。
ここまでに何度もギブアップも考えたが走ってきてよかった。
数年前の台風による崩落現場までで舗装は終わり。
結局この道は修復不可能で林道は迂回路をつくられて続く。
ダートの登りは相変わらずきつい。
タイヤも取られなかなか進まず、押しが多くなる。
皆を待たせるプレッシャーもあり焦りもある。
とはいえ景色は最高。1500㍍ちかい標高はまだ春のおとずれを迎えておらず、枯れ枝な分、明るく開放感がある。
全体の行程を遅らせてしまってすまなく思いながらも、待ってもらっていることに感謝しつつ景色を楽しみながら進み、ついに最高点突破。
ひとりだったら絶対途中で引き返していた。走り切れたのは同行してくれた皆さんのおかげです。
距離55㎞、獲得標高2000㍍、6時間の辛くて苦しい道程は、達成感と共に楽しい記憶に変換される。
下りのダートは疲労もあり、ドロップハンドルを握る手が辛いながらもやっぱり楽しい。
一旦舗装に出ると見晴らしの良い場所に。
山々を見下ろしながら旅の終わりが近付いているのを感じる。
途中、公園の休憩所が。
最近出来た施設らしい。ウォーターサーバーがあって自由に水を飲める。
水の余裕はまだあったが、冷たい水を飲めるのは嬉しい。ボトルの残量が増えるのも安心感につながる。
施設の職員の方も自転車の人が利用するのは意外だったらしく、ウォーターサーバーに大喜びの僕達に驚いていた様子。
そこからは少し軽い登り返しがあっただけで舗装の下り。
この辺りは登山道の入口も多く、林道も沢山交差している。散策するのもいいかも。
ブレーキを握る手が辛かったが、やはり下りは速く、あっという間に人里に出る。
最初の自販機で休憩。
帰りの電車ごとに次の交差点で解散。
電車の便利な本庄まで行くことにし、のんびり進む。
19時前には駅に到着したが手に力が入らずクイックを外すのに苦労した。
高崎線は伊東行き。グリーン車に乗ってビールを飲んで寝るつもりだったが、寝過ごすのが怖いのと、疲れすぎていたので寝付けなかったが、充実感のある疲れだった。
再チャレンジに向けてのメモ
- 今回はPacerで参加したが、Pacerはダート走行可能だが、すすんでダートを走りたい自転車ではない。32cのタイヤは荒れた簡易舗装や土道で困ることはないが砂利道には辛い。
- 登りのダートではもっと軽いギア比がほしく、下りダートではドロップハンドルが辛い。
Cross-Checkはサスペンションにロック機構があり700cなので、タイヤは40cのセミスリックにし、ペダルはSPDにすれば舗装もそれなりに走れ、ギア比も軽いのでダートの登りも少しは走りやすく、下りはかなり楽しめたのではないだろうか?
- 水はハイドレーション1.8㍑+ボトルで余った。が、ハイドレーションは残量がわからず途中の水場の無いコースでは精神衛生上よくない。小分けにして残量が解る工夫も必要。
9時スタートで3時過ぎまで6時間以上登りっぱなしでずっと苦しいと、物を食べるのも大変。
- シリアルバーは食べられたがおにぎりは喉を通らず、ランチパックは具が重たく感じた。
明らかにカロリー不足だった気がする。
- アミノバイタルのような補助食品を併用しつつ食べやすい食事を用意しないと。(アンパンとかがやっぱり定番?)
- その年最初の日焼けは体力を沢山消耗する。日焼け対策か、事前に日焼けしておかないとダメ。
- 虫除けスプレーを用意した方がいい。