表現力とスピード、驚異の13歳
~大人びたプログラムもこなせる13歳~
◆上薗恋奈
2023年のフィギュアスケート全日本選手権が長野のビッグハットで開催され、最年少13歳の上薗恋奈がショートプログラム6位から追い上げ、国際スケート連盟(ISU)公認の自己ベストを更新、合計200.69点で4位入賞を果たした。
上薗は最終組の1番手としてリンクに登場。難度の高いジャンプも成功させ、安定感ある演技で観客を引き込んだ。
◆上薗恋奈
自分が今出来ることを全部出せて、自己ベストを出せたのは嬉しかった。ジャンプに集中することが多いけど、今日はプログラム全体に集中できてよかった。上手な選手の中で滑れて感謝してるし、見習って練習してメンタルも強化していきたい。これからも経験を大事にしていきたい。
初の全日本で200点超えだったが、点数にはあまりこだわってなかった。最終組で緊張はあったが、今に集中してやることを心がけた。 浅田真央さんに憧れていて、今も勉強させてもらってる。同じ舞台に立てて嬉しかった。先生に13歳の全日本はこれが最後だよと言われ、これまで出来ることを全部出した。まだまだできることがあるから磨いていきたい。
最終グループに入れて良い経験になった。全日本はメンタルや体の調整が難しいことを学んだ。テレビでもすごく緊張する舞台というのはわかっていたが、この会場に来るともっと緊張感が伝わってきたし、会場の雰囲気を味わうことが出来た。この経験をまた次に生かしたい。今後上を目指す上でスケーティングや振り付けを綺麗にできるように頑張りたい。
上薗は、長い手足を生かした表現力とスピードある演技が特徴。樋口コーチは、「人間的に素直で努力家。それが演技にも出てる」と評価。大人びたプログラムもこなせる実力で「総合的にすべてを持ってる」と語る。2026年のイタリア・ミラノ五輪を目指し、さらなる飛躍を期待したい。
PHOTO:水谷章人/SportsPressJP
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