娘1歳の誕生日から中間試験終了まで。
ボストンは朝晩1〜3℃くらいに冷え込む日も増えてきて、
朝のチャールズ川を渡ると吐く息も白くて、
一気に冬の足音が聞こえてきた。
朝に、このピリッと乾燥した冬の空気を感じるのも好きである。
(写真は先週末行われていたThe Head of Charles というレガッタ大会。)
***
さて、9月に娘が一歳になり、母親も1歳になり・・
・・・・とか、
正直、感慨深く考える間も無く怒涛の1ヶ月が過ぎてしまったので
遅ればせながら、振り返って記録しておく。
娘の一歳の誕生日については、
夏に日本にいる間に一足早めに家族にお祝いしてもらったし、
夫も両親もいないし、
まぁ、忙しいし、気持ちだけケーキでも買って帰るかな、、、と
思っていたが、
たまたま娘の誕生日の前日に
ディーナーに呼んでもらったノルウェー人の同級生(3歳児のシングルマザー)の家にて、
アメリカ人の1歳児のシングルマザーの同級生が
「この子の誕生日はいつだっけ?」
と聞いたことをきっかけに、
アレヨアレヨと結局、お誕生会をやることになった。
小さな我が家の部屋で、
同級生のノルウェー人、アメリカ人、イタリア人、ウズベキスタン人、パキスタン人の友人達とその子供やパートナーが集まってくれて、
楽しいお誕生日を過ごすことができた。
娘さん本人は、正直何が起きているか解っていなかったと思うが、
なんだか、結果的にきちんと節目をお祝いすることができて、
とても良かったな、と思った。
ドイツに住む姉にその話をしたら、
「すごく忙しそうなのに、
そういう時間を取って集まってくれるのは、
みんな心が豊かなんだね」
と言っていて、本当にそうだなぁ、、、、と思った。
***
そんなほっこりもつかの間、
そこからの一ヶ月は怒涛だった。
娘は、誕生日直後に手足口病にかかり、
授業の合間に保育園から娘を連れて病院にダッシュ。
(事前に小児科に登録しておいて良かった!!)
体調が悪いと、娘はなかなか寝付かないうえ小刻みにしか寝てくれず
そして側から離れると怒ったりするので、
勉強が進まなくてやばいですー!!と思っている間に
中間試験期間に突入。
試験中に不在着信があって、
掛け直したら娘が今度は風邪で発熱したとの保育園の呼び出しで、
あらゆる授業やセミナーをキャンセルしてお迎えに行き介抱しつつ、
数日毎にくる中間課題レポートの締め切りラッシュを、打ち返すのが精一杯。
なかなか寝てくれない夜中に、合間を見て課題をやる生活が続き、
朝の授業でウトウトしてしまったり、
準備不足で教授のコールド・コールにフリーズしたりして
「あぁ、私はここで何をしているんだ」とブルーに。。。
更に、熱が下がって保育園に戻って良かった、と思ったら
なぜかそういう時に限って
「高いところに登って落ちて口を切りました」とか
呼び出されたりする。
と、とにかく、いわゆる世に言う
「保育園に入ると病気とか色々もらったり、大変だよ」
と言う状態の洗礼を受けた一ヶ月だった。
***
苦労はある程度わかっていたことなので、
苦しいと思いつつ乗り切るしかないし、
全てはできないので何かを捨てていかないといけないわけだが、
この一ヶ月、
どうしようも無くて人に頼ったり、助けてもらったりして、
周りの人の温かさに、本当に心打たれた一ヶ月でもあった。
「大変でしょう」と、
週末に課題をやるためにベビーシッターを引き受けてくださって、
手作りの焼き菓子をくれた先輩や、
大丈夫?いつでも言って!と声をかけてくれる友人、
温かくいつも助けてくれる保育園の先生、
どうしても少し預かって欲しいと夜分にお願いして
自分の子供も大変な中で、快く助けてくれた友人、、、
(腕の中で二人がギャン泣きしている姿を見て、本当にゴメン・・・と涙)
自分一人の時は、結構自分は自己完結系の人間で
あまり人に相談するのも頼みごとをするのも
得意ではないタイプだったのだが、
そんなこと言っていられなくなって、
改めて人間って一人では生きていけないと思った。
助けてくれた方々に感謝である。
そして、世の中のシングルマザーの方々の大変さが
少しだけ理解できた気がする。
(子供一人で何言ってんだって言うレベルですが。。)
本当に、
ちゃんと返していかなきゃいけないな、と思うのだった。
***
残すところ中間課題もあと一本、頑張ります。
あぁ、娘のハロウィーンどうしよ・・・・
(写真は今日の学生ラウンジでの子供がいる生徒達向けのハロウィンパーティにて。
子供達が気合を入れたコスチュームで走り回る中、私は全く準備に手が回らなかったので、
娘さんはしれっと普段の格好で参加、カップケーキのおこぼれだけ頂いてきた。笑。)
〆