ハンドボール 日本リーグ 女子 HC名古屋 v プレスレージ・インターナショナル・アランマーレ
こんばんは。スポーツアナウンサーの脇田達司です。
また1ヶ月ぶりの更新になってしまいました。
ハンドボール の日本リーグは男女ナショナルの海外遠征などがあり
男女それぞれの集中開催が行われています。
今日は大阪 サンエイワーク住吉スポーツセンターでの女子2試合を取材してきました。
まず第1試合のHC名古屋とプレステージ・インターナショナル・アランマーレの対戦
HC名古屋は今シーズンキャプテン高宮を中心にルーキー6人が入りロースター争いが激しくなっています。
アランマーレは今シーズンまだ勝ち点がありません。何としても勝ち点が欲しいところです。
前半 名古屋はLW木村に積極的にボールを集め
立ち上がり5分で4-0とスタートダッシュを決めます。
アランマーレはRBルーキーの遠藤にボールを集め始めます。
しかしTOが目立ちオフェンスのリズムができません。
14分から名古屋は得点ができずアランマーレに流れが傾きかけるが
アランマーレもリズムがつかめないままゲームが進みます。
アランマーレは横嶋・牛島が名古屋のDF笠原のタイトなDFに阻まれ得点に結びつけられず、前半は13−6で折り返します。
後半に入ってアランマーレは立ち上がりの7mスローを望月が落ち着いて決めてパワープレイを優位に進めます。
そこからアランマーレは遠藤の右バックに加え牛山・横嶋のOFのリズムが徐々に戻り
ポストの鎌倉にもボールが入り始め縦の2on2からのショットが決まり出します。
42分以降名古屋はぱたっとOFリズムが崩れます。51分まで無得点。
そこをアランマーレは佐藤・鎌倉・牛山が加点し5連続得点。19-20の1点差まで詰め寄ります。
ここから粘ったのは名古屋のGK瀧澤。牛山・横嶋のショットをファインセーブ。
残り3分で横嶋がねじ込み、アランマーレが7点ビハインドを追いつきます。
残り2分半で名古屋のターンオーバーから遠藤のファーストブレイクが決まり勝ち越し。
しかしあと一本が決められず、中屋敷に同点ショットを決めました。
アランマーレは最後のショットを牛山に託しましたがノータイムスローも名古屋DFに阻まれ22−22の引き分けで両チーム勝ち点1を分け合いました。
名古屋にとっては痛い引き分け、アランマーレにとっては今季初の勝ち点となりました。
<試合後コメント>
アランマーレ 大森聡監督
勝ち点2を取りに行っていたので悔しい。
前半の出来が悪くが流れを断ち切れなかった。
後半はやることを徹底していった。
DFでも強くカバーも出来た。
勝ち越せるチャンスはあった。
遠藤へのボール集めはOFが狭くて無理な形で相手に速攻された。
大きいDFから牛山のショットは良かった。
前半をあけられながら追いつけるゲームはチームはじめて
自分たちでできることを自信になればと思う
ブレイクまで残り3試合前半のような展開を少なくして
したたかさを持って高めていきたい。
金基成コーチ
最後まで諦めずにできたことは良かった。
一人一人が勝ちたいという気持ちを出せた。
横嶋・牛山については?
自信を持ってプレイするように指示はしてきた。
遠藤については?
一番練習通りにできたのが遠藤だった。
後半に入ってはその遠藤と他の選手がうまくマッチングできた。
フィジカルも弱い、すごいプレイヤーもいないので
一人一人の技術と基本を高めていきたい。
安田絢恵キャプテン
前半の失点が響いた。
後半の流れがあれば勝てたゲームだったと思う。
OFのリズムつかめず逆速攻を食らってしまった
自信を持ってる姿が全面に出せた
粘って食らいつくことができたことを忘れずにやっていきたい。
横嶋遥
入りが悪かったのが後半に響いてしまった。
一人しか動いていなかった。そこを後半に修正していこうを話しあった。
相手の勢いにやられるままだったので最後まで諦めず走れた。
DFは守れるようになってきているところ伸ばしていきたい。
HC名古屋 新井翔太HC
PO争いでの今日の勝ち点1は痛い。
アランマーレは悪くなかったので後半も課題だったがうまく改善できなかった。
2枚目に対するDFは牛山主体のOFを3枚目一人で守りきれなかった。
木村のショットはありがたかったがそこに頼りすぎた
笠原は中盤にかけて持ち味を発揮できなくなり攻めの幅が狭くなった
水谷の投入の立て直しは徳永・吉田の2枚でやられてきたので
ポストを抜けた後の1on1を重視してきた
次節の飛騨高山と広島2連戦の対策をしていきたい。
笠原有紗ゲームキャプテン
情けない。
安心して後半に入ったわけではないが自分がいくいう選手がいなかった
立て直すことができないのが今の立ち位置。
このような形では勝てない。
前半はOFが機能していなかったわけではなかった
後半に入って個々の選手が一人一人の強さがなくなり
DFも強さもなくなってしまった。
コンスタントに自分たちのプレイをしたい。
7人全員が「自分が」という気持ちを持って戦っていきたい。
次節に対して自分たちの100%を出すことで勝つことができると思う。
強い気持ちで60分戦える力を持っていきたい。
杜氏千紘
前半リードしていたのも関わらず
守りきれず追いつかれたことは自分たちの力を出せなかった。
ディフェンスは当たっている部分もあったが
全体のシュートに行かれた本数は多く占めきれていなかった。
DFから速攻を1ゲーム通してできなかったことを修正していきた。