年間売買高
2015.05.12 03:10
1部上場企業の25%が経常利益の2~3割を財テクで稼ぎ始めた時代。
ぶっちゃけ、今と変わらないね。企業業績を伸ばすには、株高の要因は相当に大きい。
外人は1975年から現在まで60兆円買い越し、個人は66兆円売り越している。一方で法人(事業法人、生保、銀行、信託など)は15兆円程の買い越しとなっている。
特筆すべきは、1984年~1990年までの財テクバブルの中での外人の投資行動は売り主体であったことだ。国内の買いがほぼすべてだったからね。
その後はBIS規制やソルベンシーマージン比率の導入で、生保や銀行が保有株の売却をせざるを得ない状況に追い込まれた。
今回はROE革命によって、法人の自社株買いの推進が行われようとしている。そのうち、日本時間での上昇が顕著なものとなるだろうから意識したい。(NY時間に上昇する場合と、東京時間に上昇する場合がある)
欧州は特に顕著で、マイナス金利ではいくらイールドカーブが立ってるからといってもねぇ~という状況。だから、欧州から日本に金利を求めて国債の買いが見られてもおかしくないし、米国債への資金流入は続くのだろう。金利が高いからね。
米国はこの点すごく戦略が考えられていて、日本の生保・銀行に対して金利のない商品に投資するなら
米国債に投資しろとガバナンスを強めることができるね。(今年の夏からは、米国で債務上限問題も再燃するので根回しもしていることでしょ)
その点は長い時間見らんといけんけど。
再送終
黒田さんに限っては、所詮役人なんだし、名を残すには過去の実績(澤田総裁)を上回らないと。
そのあと、フランスの名誉ある賞を受賞するのが過去の日銀の習わし。