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『うなぎ』レビュー【かめちゃん】

2018.10.28 07:24

亀井、今年度初の邦画です!

日本の誇る名作をレビューします✏️


🎥JAPAN NOW「映画俳優 役所広司」🎥

🇯🇵『うなぎ』

監督▶︎今村昌平

出演▷役所広司、清水美砂、倍賞美津子、小沢昭一、市原悦子


【あらすじ・感想】

「だから『うなぎ』なのか!」


鑑賞後には、誰しもこう思うはず。タイトルはご存知の通り、本編にも何度も登場してくる「うなぎ」が、最後にこの物語を綺麗にまとめあげてくれます。


サラリーマンの山下(役所広司)は、愛する妻が不倫をしている事実を知り、怒りを抑えられず殺してしまいます。

8年後、彼の身は仮釈放となり、かつて飼っていたうなぎとともに都会から離れた静かな場所で、ひっそりと理髪店を開業します。


ある日山下は一人の女性と出会い、一緒に理髪店を営むことになります。彼女の優しさ溢れる姿から、山下の周りにも次第に人が集まってくるのでした。

しかし彼女には何か秘密があるよう。そして山下の過去も、明らかになっていくのでした…。


1997年公開作品。亀井、一歳です。

ちょうど僕たち大学生が生まれるちょっと前か生まれてすぐの頃、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しました。


静かな生活と不穏な雰囲気が、次々と交錯していきます。自分の全てを明らかにしない2人の微妙な距離感が、ぎこちなく、それでいて思いやりと愛があり、観ていてもどかしい気持ちにならずにはいられません。


役所広司さんの話によると、本作の原作タイトルは『闇にひらめけ』ですが、今村昌平監督は映画のタイトルを『うなぎ』にすることに相当こだわったそう。

その理由は、映画を観ればきっとわかりますよ💡


鑑賞者: かめちゃん