Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

蛇ダニの話

2018.10.28 08:53

お恥ずかしながら蛇ダニを発生させてしまったので、対処方法をまとめたいと思います。


まず蛇ダニ駆除についてネットで調べると評価が高いのは「スネークレスキュー」なる粉末状の薬です。


飼育ケージまたは生体に直接に散布するだけで安全にダニの駆除が出来る優れものらしいのです。


が、


扱っているショップ※1. が少なかったため、


今回は代替品の「フロントライン スプレー」(犬猫のノミ・マダニ用)を使用してみました。

こちらは医薬品となるのでペットショップでは販売されていませんが、動物病院の通販などで購入可能かつ、明日楽で注文日の翌日には届きます。100ml ¥1000 程度で送料無料です。


ただしあくまでも犬猫用。

犬猫への安全性は保証されてますが、蛇への安全性は保証されていないため、完全に自己責任になります。


今回使用する生体は2018CBのベビーなので少々心配でしたが、吸血による体力低下も心配だったため、早く手に入るフロントラインスプレーを選択しました。


1番ダニの被害に遭っていたのは、2018CBの雄のベビーでした。

同時に生まれた雌と比較しても身体が小さく、性格も少々神経質な個体です。


1週間ほど前に、餌食いが悪いなあと思いつつ、ケージ内のペットシーツを変えていたところ、シーツの縁に黒い点々を見つけました。


指で押すとプチっとした嫌な感触と、赤黒い血が滲み出てきたためダニと確信。


シーツ上に5匹ほど見つけ、蛇を持ち上げて観察すると、鱗の下に2匹ほど吸血中のダニが潜んでいました。


2nd sheddingを控えていたため、急いでフロントラインスプレーを購入し、まずはティッシュに1プッシュスプレーし、飼育ケージをひと通り拭き掃除しました。


その後新しいペットシーツと生体を入れ、今度は生体の上から1プッシュ直接散布。


かなり乱暴な処置に思えますが、爬虫類ショップでもボールパイソンの新入荷個体にはよくやる処置と聞いたため、試験的に真似てみる事にしました。


しばらくケージは開けっ放しで強烈なアルコール臭が飛んだのを確認してから、ケージを閉じて終了です。


念のため全飼育個体にこの処置をしました。

処置後すぐ、2018CB雄ベビーのペットシーツには生体の身体から這い出たダニがついていました。(写真の黒い点々)


その翌日には、さらに2匹ほど死んだダニがペットシーツについていましたが、3日目には生体の身体にもペットシーツにもダニは見当たりませんでした。


早めに気づけたことも幸いしたのかもしれませんが、長期戦を覚悟していた蛇ダニの駆除を3日(+1週間※2. 後述)で完了できるのは、フロントライン スプレーの大きなメリットかと思います。


また、200gにも満たない生体に直接散布してから1週間が経過しておりますが、フロントラインによる害は、目に見えるところではありません。


今後も注意して経過観察したいと思いますが、フロントライン スプレーはアルコール中毒の危険性から使用方法こそ注意が必要ですが、緊急を要するボールパイソンにとっては割と良い特効薬になり得るのではないでしょうか。


※1. 今回私は使用しませんでしたが、「スネークレスキュー」はワイルドモンスターさん、爬虫類ショップ ふくみずさん、Scopeさんなどで取り扱ってます。(2018.10.28現在)


※2. 残念ながら1週間後に1匹ダニが見つかってしまったため、再度生体に塗布、経過観察中です。(2018.11.05)