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Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

生家へ

2018.10.28 13:48

彼の生家は車でワルシャワ市内から1時間半。運転手は20代のポーランド人の青年。青年の

名前はフレデリック。フレデリックの髪の色は金色、瞳の色はブルー、そして肌の色が陶器

のように白く光りに透けて金色の産毛が透明に光っていた。

フレデリックの運転でどこまでも続くポプラ並木をひた走った。

ハンドルを持つ腕にシルバーのラドゥーの腕時計が光に輝いていた。12時の刻印に赤い玉が

付いていた。