秋田出張〜たんぽ作り体験〜
秋田出張2日目は、大館(おおだて)特産物直売センターの、陽気な母さんの店、というところで秋田名物のたんぽ作りを体験させていただきました。
きりたんぽ、と言いたいところですが、切ったりちぎったりして初めてきりたんぽ。
切ったりちぎったりする前は『たんぽ』だそうです。
ここの代表の女性、すごくパワフル。「おばあちゃん」と呼ぶ感じではありません。
大館のいいものを外へと売り出すために色々工夫をしてらして、たんぽ作りだけでなくお話を伺うのが面白かったです。
ごはんをすり鉢に入れたら、麺棒でつぶしていきます。
ご飯粒が半分程度につぶれるのが目安。その状態を「半ごろし」と言うらしいです。
たんぽ用の棒に半殺ししたお米を100gずつつけていきます。
お団子上に丸めたものを、棒の上から少しずつ握り下ろしていく感じ。
最後にまな板の上でコロコロして形を整えます。
たんぽ焼き器(鉄製の特注品!今はもう買えないそうです。)に棒を刺して、ゆっくりじっくり炭火で全体に焼き目をつけていきます。
これに甘味噌を塗ると、味噌たんぽの出来上がり。
焼きおにぎりのような、ほっとするおいしさ。
あっという間に食べてしまいました。
今度は、きりたんぽ鍋の作り方を教えていただきます。
材料は、比内地鶏、ごぼう、まいたけ、たんぽ、ねぎ、セリの6種。
もちろん比内地鶏のスープを使います。
比内地鶏をまず最初に入れたら蓋を閉め、煮立ったらごぼうとまいたけ。
また蓋を閉めて、煮立ったらたんぽ、ねぎ。
蓋を閉めて煮立ったらセリ。
セリは香りのいい根っこから先に入れます。
セリにさっと火が通ったら完成。
器に盛るときは、崩れやすいたんぽから先に取ります。
思ったよりも時間がかからないし、それぞれのうまみが凝縮してとってもおいしい!
初めて食べた本場のきりたんぽ鍋、すっかりファンになりました。
きりたんぽ鍋と一緒に出してくださった、りんごの椿煮。
紅玉を煮たものに椿の葉を添えて。
とっても可愛い一皿です❤️