モチベーションを語る企業ほど、モチベーションが上がらない問題について。
2018.10.29 04:54
仲山進也さんのこちらの投稿。確かにと思う点が非常に多かった。
「モチベーション」という言葉は、「モチベーションが高い状態」では発せられることが少ない。むしろ「モチベーションが低い状態」でしか、聞くことがない。
実際リクルートやサイバーエージェントのような会社にいると、「モチベーションを高めるためには?」みたいな議論は皆無に近い。そんなことを言わずとも、すでに熱狂しているし、むしろ「なんでモチベーション低いの?」という状態が常態化している。
モチベーションを数値化するような試みは非常に面白いが、これも少し疑問視する必要がある。数値には拘束力があり、また万能ではないのだが、「万能感」は満載のため、「そのツールで測れるモチベーション」に執着してしまい、本質を見失っている企業も多数見受けられる。
とある起業家、経営者が集まる会合で、同じモチベーション測定ツールを使っている経営者同士が、それぞれのモチベーションスコア的なことを言い合っていたのだけれど、なんだかその議論は不毛だ。
ブランドもしかり。ブランドも指数化できることが増えてきているけれど、指数化できることだけに縛られると本質を見失う。僕らは指標を売りにしている会社だけれども、「指標化出来ないこと」こそが非常に重要なのではないかと思っている。