友達と比べて焦ってしまった!キャリアの方向性を決めるために〜自分ではわからない時こそ大切な誰かの言葉
皆さんはご自身のキャリアをどう考えていますか?
夏から秋にかけて転職市場が動くのは、求人が多いという理由もありますが
長期連休を一つの区切りとして自分を見つめ直す時間となるからです。
友達や知人と過ごす時間が増えるために外の環境の情報が嫌でも入ってきます。
同じように相手に影響を与えている場合もありますが、今の自分自身にないものはとても良く写ります。
・一つの会社で様々なポジションを経験し、自分に最も合っている仕事を見つける人
・絶対にやりたいことがあり、それに向けて目標をたてて動く人
・絶対にやりたくないことがあり、それ以外で見つけようとする人
・今あることに必死で、そこまで考えられない人
色々な状況の方がいると思います。
ただし、共通していることは
必ず「初めは自分の決断」があってその環境に身を置いているということです。
環境によってそれぞれに異なるルールがあって
何かをやりたいと思ってもそういった要因が壁になってしまいなかなか上手く進まず
葛藤を感じることは多いですよね。
組織に属す以上は何かを実現させるためにますば1から積み上げていく必要があります。
極端な話だと、社長と同格の判断はさせてもらえませんし、同格の仕事をさせてもらえることはありません。
会社の仕事内容や仕組みやルール、立場や目的などを含めて本質を理解して行動して
初めて階段を登っていけるのが従来の組織です。
よく聞く「経営者視点を持って働く」というフレーズに関しても
「企業の利益」を考えて「全社視点」で仕事をするということで「本質を見失わない」ことであるとも言えます。
社長みたいに振る舞えとか偉そうに上から目線で接することではありません。
経営者とプレイヤーの負う責任は質が異なりますし
組織に属す以上は、ルールを背負って戦う必要があります。
ただし、上記の諸々の理解を習得するスピードは個々で異なります。
その際に、会社がそれぞれ個性に合わせた道を作るか
ある程度までは足並みをそろえさせるかは
組織の考え方によってことなり、そもそも上長によっても考え方や人材の見極め方が異なるため
より複雑になってあなたのキャリアに立ちはだかります。
行動力のある方に共通しているのは
事前に根回しをして確実に形にできるようにしてしまうことですが
基本すべて受け身だと、会社や誰かに設定されたスピードに依存をしてしまい
比較対象は別の環境で働く友人だったりするので
「友達はみんなこんな「すごい仕事をしているのに、私は...」と
「その時点」で環境の良し悪しの判断をしてしまう
ケースは多く
長い目で見た自分のキャリアという視点が欠落してしまいます。
今も素晴らしくて将来も素晴らしいならそれほど良いことはありませんが
何かしらの苦労があって、そもそも誰もが目指すべき位置が違います。
よっぽど嫌なのであれば話は別ですが
「今」だけで比較をしてしまうと
今があってたどり着ける将来を見れていない
それは「今」も十分に理解出来ていないとも言えてしまいます。
わかりやすく言うと
今は友人より年収が100万円低いからもっと稼げるはずだ!と考えたけれども
5年後や10年後を考えるとどうなるか?
友人も今が良くても同じだけの時間を進みますので同様の結果になっているかどうかはわかりません。
友人を追い越すことが目的であるのであれば
お互い将来的にどうなるか?という情報がなければしっかりとした判断は出来ません。
視点がピンポイントになってしまっていますよね。
社会の変化のスピードと組織内での成長のスピードの差に焦りを感じるのはこれが理由です。
会社が見立てた成長の階段を登る段階で、身近な情報と比較して焦りを感じてしまう
逆に言うと、そう感じさせないことも重要なのかなとも思います。
保証はできずとも、将来を見立ててくれる上司でしたら
しっかりとアドバイスも聞いてみたいと思いますし、やっている仕事に意義を見出せますし
なにより、やる気はそこから湧いてくるのではないかと考えられます。
会社の中での決定にはそういったルールを理解した上で攻略をするという絶対条件がありますが
「自分のキャリア」を考えることや決めることは自由です。
ただ、キャリアに関しては「自分で見つける」以外に「誰かに導いてもらう」という
見つけ方もあります。
例えば
「君は人を見る目があるから、部下の育成を経験して強みを伸ばしてあげてほしい。将来的にその能力を人事で最も発揮できると思うので、採用にも通じる営業力をより磨いてみてほしい」
と言ってもらえれば自信にもなりますし、ふわふわしていた将来が少し具体的に整理できますよね。
何よりそのキャリアを実現させるためにこの人のもとで結果を出して頑張ろうと思えます。
漠然と「営業向いてないから辞めたほうがいい!」と言われても「では、何をしたらいいのか?」と混乱をしてしまいます。
立ち止まらせるだけでその先に道が見えなくなってしまうからです。
この人は自分のことを考えてくれてないなと残念に思ってしまいますし、悪いところの粗探しをしてしまってこの人のために働こうとは思わないはずです。
経験豊富な人からのアドバイスならより説得力がありますし、身近な人でもよく知っている分、納得が出来きます。
初見でも客観的な意見として参考になります。
なにかを決める際にも背中を押してくれる情報は必要で
誰かの意見があって「決断」が出来ます。
前者のようなアドバイスであれば「キャリア」における前向きなものになりますが、後者のような場合はその人の存在が「身を守る」 ための行動の原因になります。
「自分はこれが向いているからやりたい」と考えている時に、上記のように背中を押してもらえたら、自分の将来にワクワクしますよね。
逆に全く考えていない予想外の内容でも新しい可能性にワクワクすると思います。
シンプルですが、これはマネージメントにおいても重要な要素です。
ただ、見極めることが難しい環境もあります。
適性を見極めることにも経験が必要になりますし、ただ、背中を押してほしいだけでも
変に口出しをして他人のキャリアの責任を負いたくないという人もいるでしょう。
誰かの意見が必要で、社内にそういった人がいない場合に初めて外に目を向けて
背中を押してくれるのが転職エージェントの役割でもあります。
キャリアコンサルタントは経験や思考性から可能性のある職の提案という形であなたのキャリア構築のお手伝いをしてくれます。
悩んでいる場合でなく、自信を深めたい場合でも利用してみてもいいかもしれませんね。