Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Oimachi Act./おい街アクト

「仁義なき戦い」を超えるヤクザ映画はなかなか出来ない。この「孤狼の血」もしかり。

2023.12.30 03:00

原作は袖月裕子の小説。

2018年に映画化された東映作品。

監督が白石和彌。

広島市内のある街、呉ではない呉原を舞台に暴力団抗争を描くが、登場するヤクザの人物描写は似たり寄ったりで、ヤクザに個性はない。役所広司のマル暴刑事の生き様を、あの「トレーニングデイ」のイーサン・ホークの役柄を思わせる若き刑事、松坂桃李が絡んで起承転結となる。

ヤクザの演技は「仁義---」の役者が1枚も2枚も上手。

あの映画は大した台本もなく、ノリで作られた故にアドリブもありで、面白かった。

ヤクザの演技も半グレの演技も変わらないから、ダメ。悪がマンガチックに描かれたら味がない。