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「宇田川源流」 年初放談 令和6年の国際社会はこうなるはず!?

2024.01.02 22:00

「宇田川源流」 年初放談 令和6年の国際社会はこうなるはず!?

 年初放談二日目は「国際社会」について考えてみよう。

 この国際社会に関しても、昨年はやはりしっかりと外している。やはり言い訳として「ロシアがウクライナに攻め込むなんて誰も考えなかった」ということを言っていたはずである。しかし、よく考えてみれば、国際社会の出来事など予想できるはずがないものを「こうなる」と言って予想しているのであるから、こちらの方がかなりエキセントリックなことをしているということになるのではないか。そのように考えれば「はずれて当然」ということなのかもしれない。

そのように考えれば、昨年もハマスのイスラエル襲撃とその後のイスラエルの過剰な逆襲ということで、後半はかなり盛り上がっていた。そのうえ生成型AIの出現によって、様々なことが変わってきていたし、日本で考えれば、為替と貿易価格や基礎的資源の高騰、そのうえで、様々な事件などは、とても予想できるものではなかったのではないか。もちろん、それらの内容は日本の政府がしっかりと対応していれば、もっと良い話になっていた部分もあるし、日本の企業があまりにも海外ばかりに目を向けた「エコノミックアニマル化」してしまって、日本人の事を考えていない企業が多いということもあったのではないか。

そのように考えれば、何となく予想もできたはずではないかという気がするのである。

さて、そのような言い訳はとにかく、まずは昨年の内容を見てみよう。

<昨年の予想>

・ 中国は台湾に対してだけでなく、アメリカ・日本に対しても工作を行いながら、サウジアラビアなど中東に大きな影響を及ぼし、徐々に支配を広める。アメリカは消極的な対抗しかしない状態で、徐々にアメリカが求心力を失う。

・ 中国・ロシア・イランが混乱状態にあり「雨降って地固まる」でより独裁的な政権がこれらの国でできる。問題はその独裁政権がどのように動くかということになるが、その分岐点がそれぞれの国で異なる。

・ エリザベス女王崩御の後のイギリスは、混乱はしないがしかし、それまでの「コモンウエルス」各国への求心力は失われる。このことが様々な旧大英帝国の崩壊と、そのはぐれた国々の中国への親近感につながる。

<以上昨年のブログから抜粋>

さて、当然にハマスのイスラエル攻撃やその後の二カ国の戦争などに関しては、全く予想ができていないし、また、その後にイエメンが紅海上の貨物船を攻撃するなどということは全く見えていない。

しかし、高官言われているように、また私が調べた内容も同じなのであるが、ハマスの襲撃がイランによる扇動が元になっているということであれば、当然に、「中国が(中国に支援されているイランが)中央に大きな影響力を及ぼした」ということは間違いがない。しかし、徐々に支配を強めているかどうかは、一帯一路の失敗などによってうまくい言っていないということになるのではないか。

しかし、アメリカは実際に消極的な対抗しかしないので、徐々に求心力を失っていることも確かであり、そのことによってNATOの影響力も少なくなってきているというのも事実ではないか。ある意味で、中国とアメリカの対立ということではなく「バイデン大統領のアメリカの一人負け」というような感じでしかなく、その内容が世界に影響しているということになるのではないか。基本的にアメリカの国内でも現在の民主党やバイデン政権はあまり良いとは思われていないので、基本的には大統領選挙もどうなるかということになる。しかし、そこが消極的であるがゆえに今月の台湾の総統選挙も国民党臭いあげあっれているということになるのではないか。そのような追い上げられている内容は、そのまま、中国共産党が台湾の選挙に介入しているということがあり、それをアメリカは大きな問題にしていないということなのである。

本来アメリカなどは「民主主義を守る」立場であり、外国による選挙時の内政干渉などは問題にしなければならないのであるが、そのようなことは全くしていないところに、現在のアメリカの弱気が出てきてしまい、そのことに付け込んで中国が強気な外交をすすめているということになる。

二つ目の予想を見てみよう。

中国・ロシア・イランに関しては、様々な意味で「確執」があり、そのことによって、問題が大きくなっている。しかし、BRICSや一帯一路の会議などで、何となくその確執を修正しながら現在に来ている。そのうえで、この内容をより強固な形にしたのがハマス・イスラエル戦争であるということが言えるのではないか。ある意味で、ロシアが管轄する戦争がウクライナ戦争であり、イランが管轄する戦争がハマス・イスラエル戦争ということになる。そして中国は、台湾併合の強硬政策を今年するようになるのかどうか。また、これ以外にも南米のベネズエラと隣接地のガイアナに関する内容を行うのかということになるのではないか。

日本の報道などを見ていると、中国・ロシア・イラン・北朝鮮はまるで一枚岩の同盟国家のように見えるが、NATOのような同盟関係には全くない。ある意味でその国々の関係をどのように見てゆくかということが、令和6年の大きなポイントになるのではないか。

さて、三つめの内容を見てみよう。

チャールズ国王の戴冠式が行われたが、しかし、ヘンリー王子の問題などがあり、イギリス王室にエリザベス女王時代のようなカリスマはなくなった。しかし、予想とは異なりコモンウエルスの崩壊はまだ見えていない。というか、ロシアや中国のおかげで、真矢はアメリカがふがいないということなどから、完全に、コモンウエルスの結束力は強くなってきているのではないか。

ある意味で中国の「一帯一路」に反対するような形が起きており、そのような内容が様々な形で出てきているというような感じに見える。そのような意味せ、この三番目の内容も外れているということになるのではないか。

さて、このように外しまくっている者の、それでも今年の内容をシッカリと予想してみよう。

まず何よりも今年は1月に台湾の総統選挙、3月にロシアの大統領選挙、11月にアメリカの大統領選挙がある。その選挙に向けてはどの国も、それがロシアであっても、国民に対して様々な公約を行い、そのうえで今までの実績をアピールする。そしてその国において最も大きな問題になる内容をシッカリと見てゆくということになるのではないか。。

そのように見ていれば、台湾の総統選挙では、「中国に寄る圧力に負けずに台湾独立を主張するかどうか」ということになる。中国の併合を受け入れる側には「完全な併合」ということと「経済連携」ということを言っている。一方でそのようにしてしまうと香港のように国民の自由が奪われるというような感覚を持つ人も少なくない。そのような意味で、台湾は独立か中国との連携か、併合かということが問題になっている。

日本にとってみれば、これが、「台湾海峡の自由」ということや「大陸棚」の問題などがあり、同時に東シナ海の尖閣諸島などの問題にもつながるということになるのである。また、民主主義的な併合手続きではないというような形になり、そのことによって、世界の非難を浴びることになるのではないか。

ロシアに関しても同じで、ウクライナ侵攻が大きな争点になる。ウクライナ侵攻は、基本的にロシアが勝っているのであればわからないではないが、ロシアは完全に苦戦し40万人を超えるロシア兵が戦死している状態で会うr。そのような状態で戦争を継続することの意味は何なのかということが問われる。しかし、同時にこのように「宣戦布告をすることなく、軍事的な圧力で、大国が小国を併呑する」というようなことが許されるのかということにある。国連憲章にもある通り武力や威圧で他国の主権を侵してはならないということが、全く無視された内容であり、そのようなことが許されるのか、ロシア国民はどのように考えているのかということが問われることになる。

そのうえ、この選挙に「不正があった」などの話が大きくなった場合には、ロシア国内でクーデターや内戦が始まる可能性もあり、そのことから、「大きな混乱の芽」になる可能性があるということになる。まさにそのような考え方そのものが、全く見えてこないということが、この大統領選挙の大きな問題になってくるのではないか。

そしてアメリカの大統領選挙である。民主党は現職のバイデン大統領ということになるが、共和党はトランプであれば、トランプに、また他の候補であっても共和党が勝つ可能性が非常に高く、11月に大統領が変わる可能性が非常に大きくなっている。その場合、アメリカの政策が変わるのか、つまり「ウクライナやイスラエル、台湾に対して積極的な外交を繰り広げるのか」ということが大きな問題になってくるということになるのではないか。

そのように考えた場合、この三つの選挙によって、様々なオプションが考えられる。

ちなみに、この三つと今起きている二つの戦争(ウクライナに関しては宣戦布告は行っていない)にかんして、これで様々な国際関係が見えてきているのではないか。もちろん戦争だけが門d内ではないが、やはり関心はそちらの方ではないかと思う。

さてそろそろ今年の予想の内容を見てみよう。

<令和6年の国際関係>

・ イスラエル・ハマス戦争は春ごろに終わると考えられるがウクライナ戦争は今年も学なる。その中でベネズエラとガイエナや中国による台湾への圧力などがあり、そのことによって、徐々に世界が二分化し、「21世紀型冷戦構造」が出来上がる。

・ アフリカやロシア・中国において、少数民族などが徐々に独立の機運が大きくなり、それを力で抑え込むような形が出来上がってくる。各国の中に「全体主義側」と「民主主義側」の二つの陣営になり、戦争のような形ではないにしても、その対五r津が出てくることになる。

・ 欧米の植民地政策の「名残(レジーム)」の解消の動きがでる。この事によって。徐々に欧米の支配ではなく、コモンウエルスのような緩やかな連合体が出来上がって来るが、中国の一帯一路など、様々な意味で直接的支配を覇権主義的に試みる者が出てくることによりカオスの時代の幕開けとなる。

 要するに、混乱していて何があるかよくわからないということになるのではないか。ちなみに粉期は、あえて選挙の結果などは気にしないようにした。