モノクロ写真家の日記:192
2024.01.01 09:10
皆様。明けましておめでとうございます。
石川県の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
被害が少ないことを祈ります。
今回は、最初に出版しました写真集「鉄の華 美しき下町工場の侍」についてお話いたします。私は現在工芸士さん達を撮影させて頂いておりますが、そのルーツになる作品集です。
工芸士さんとの明らかな違いは、「胸の奥にプライドを持っている」ことでしょうか。
人によりますが、工芸士さんは比較的前にプライドを出されている方が多い様です。
どちらが良いとか悪いとかいうことではありませんし、工芸士の皆さんは自分がブランドなので、控えてばかりもいられないと思います。
この間兵庫区から長田区まで、私が撮影した鉄工所をぶらりと覗きに行ったのですが、ことごとくありませんでした。開店休業状態だったり、そのものがなかったり、看板だけだったりと「コロナ禍」が影響したのでしょう。愕然としました。
つまりあまり意識したくない「記録写真」になってしまったということです。
それぞれの侍達は、今頃何をしているのだろう。
昭和・平成・令和を駆け抜けてきた職人人生を酒のつまみに美味しいお酒でも飲んでいれば
いいのですが。(*´ω`*)
兵庫県神戸市長田区の下請け鉄工所をテーマにした写真集「鉄の華 美しき下町工場の侍」は、少部数手もとにあります。(税込み2500円+送料370円=2870円)
ご要望の方はphilosopher6_6@outlook.comまで。宜しくお願いいたします。