ハロウィン騒動で思う「脳の伝達物質」のこと
これは先日のセミナー「脳と心をハックする!人生を変える90分ワークアウト」で使ったスライドの一枚。
脳内の伝達物質の中から代表的な4つを紹介したものです。
今の世の中は「ドーパミン」と「ノルアドレナリン」「アドレナリン」が溢れていると感じています。
「ドーパミン」は快楽、楽しさ、興奮、やる気、などに繋がるもの。
「ノルアドレナリン」は恐怖、不安感などに、「アドレナリン」は怒りに結びつきます。
あなたは例えば「メディア」の報道やSNS、そして日常生活の様々な出来事などを通じて、怒り、不安、恐怖などを感じていませんか?
そしてそれを発散するために快楽、興奮、楽しさを求めていませんか?
いや、それが悪いと言っているわけではありません。
しかしその快楽、興奮、楽しさが最終的に心の平穏や心からの満足感につながっていますか?
それとも不満が残り、それが不安や怒り、虚しさをもたらしていませんか?
もしそうだとしたら・・・
あなたの脳と心と体は「ノルアドレナリン」「アドレナリン」そして「ドーパミン」に支配されているのかもしれません。
もしそうだとしたらその周期には終わりはなく、真の幸福感をもたらすことはない。
あなたは興奮と快楽を求め続け、満たされず、また不安や怒りに苛まれ、それを払拭するためにまた興奮と快楽を得ようとする。
渋谷のハロウィンの狂ったような喧騒を見て、僕は「ノルアドレナリン」「アドレナリン」「ドーパミン」に支配されたゾンビの群れを見ているような気分になりました。
あの若者たちの脳内では「セロトニン」の分泌量は少ないような気がします。
そして本当は「セロトニン」や「オキシトシン」がもたらす幸福感を本能的に求めているのだろうし、それを知ればあの喧騒の中で偽りの自分になることで興奮と快楽を求めようとはしないのにと感じました。
いや、あの若者たちの喧騒を見て、なんだかんだと批判しかしない人たちの脳内も実は「ノルアドレナリン」「アドレナリン」に満たされていて、他者を批判・排斥し、自分は優位な位置にいると思うことで安心したいという欲求に溢れているのかもしれません。
もうそろそろみんなが気づいて、そんな心の状態は終わりにしませんか?
ではどうすれば脳内は「セロトニン」と「オキシトシン」に満たされ、真の幸福感を感じられるのか?
「クエスト」ではパーソナルセッションを通じてお客様の脳内を「セロトニン」と「オキシトシン」で満たすように工夫しています。
そして僕のセミナーも「ノルアドレナリン」「アドレナリン」から解放され、「ドーパミン」→「セロトニン」の分泌で終了することで、満足感と幸福感を高められる工夫をしています。
ではどうすればそれができるのか?
皆さんの生活の中で何をすれば良いのか?
今度そのヒントについて書きますね。
怪しい宗教がかったセミナーや運気をあげるブレスレットに大金をつぎ込む前に、脳の仕組みと心の関係を理解しましょう。