FCAとウレ・リトゲン画伯の歩み_PART3
2018.10.31 02:26
この年の事を忘れている日本人はいないでしょう。
2011年3月に起きた東日本大震災。多くの方が傷つき、悲しみ、試練を感じ「頑張ろうニッポン!」を合言葉に、皆が励まし合ったあの特別な年。
この時、ウレ・リトゲン画伯は東日本大震災のニュースを聞きつけた瞬間に連絡を下さいました。
「ギャラリーは無事なのか?ファンのみんなはどうなのか?」
なぜなら、この年のウレ・リトゲン最新作展は2011年4月開催だったのです。
私共スタッフも、通常通りの絵画展が開催できるとは考えてもおりませんでした。被災した状況から一刻も早く立て直すのが、国民の最優先事項でしたし、絵画・美術品といった趣味の世界に浸る暇は無い…そんな風潮も当たり前に存在していました。
しかしながら、実際には多くのファンの方にウレ・リトゲン最新作展をご覧頂きました。
ウレ・リトゲン作品を見て、癒される。
一瞬だけでも夢の世界に入り込み、心をほぐす。ウレ・リトゲン画伯の寄せてくれたメッセージに心潤す。そのような時間ばかりが流れました。
この年、ウレ・リトゲン画伯は地元ドイツの紹介VTRを制作し、届けてくれていました。ご来店の方にはそれをご覧頂き、遠く離れたウレ・リトゲン画伯の住む国「ドイツ」のロマンに心馳せたのでした。