さんらく漢方薬局・鍼灸院

薬食同源(いしょくどうげん)のおはなし

2018.10.31 07:14

「薬食同源」とは、薬も食べ物も源は一緒という考えをいいます。

東洋医学は食べることも重要な養生とした自然医学なのです。


薬食同源という理念をもとに考えられた料理が「薬膳料理」と言われてますが、

厳密には以下の4種に分類されています。

①食用:季節や場所、環境に応じて、栄養バランスのとれた膳食。

②食養:体質・季節などに配慮し、目的をもって身体を養う膳食。

③食療:中医学理論により、弁証論治に基づいた膳食。

④薬膳:食療に生薬をあわせ、健康維持、病気の予防や治療効果がある膳食。


〈薬膳料理にとって大切なことは〉

・身体を温める食材か?冷やすものか?(食材の性質)

・気・血・津液への影響と、五臓を養う五味を(酸、苦、甘、辛、鹹)を

考える。

・身体の陰陽のバランスを調和させる食べ物はなにか?

・四季と長夏とのバランスをとる食べ物はなにか?

・自分の体質に合う食材はなにか?(まずは自身の体質を知ることが必須!!)


食養生して治未病を目指しましょう(*^_^*)