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江田集落の暮らし

これからの茶畑

2016.02.04 13:14

私たちは、上分地区江田集落で約5畝程の茶畑を借りています。

代々、移住者が管理し早4年目。


2011年、借りた当初の状態はこちら↓

http://www.in-kamiyama.jp/diary/10802/


2013年から前任者の背中をみて見よう見まねで茶畑と向合ってきました。

当時は、チャノキも弱り、水はけも悪く、土もやせ細っていました。

言わば、耕作ができなくなった茶畑。


昨年まで、草を刈り、秋に剪定し、春先に茶摘みをすることが通年の作業行程でした。


言い方が悪いですが、ただ”管理”をしていただけにしか見えず。

しかも、収穫したお茶は自家消費できず終い…


ちなみに神山で作られるお茶は、ほとんどが自家消費だそうです。

行く先々のご家庭で作られたお茶は、どの家も本当に美味しい!

(一説には、神山のお茶が美味しくて、その昔静岡に茶の木を譲っていたとか…)


茶の名産地で獲れるお茶も美味しいけど、

身近で収穫できるお茶をもっと味わって飲まなくては!


と、お茶畑への管理に意識が傾き今年の秋から、管理を一任させてもらいました。


さっそく取り組んだことが3つあります。

・茶畑に藁と茅を敷く

・溝を掘り、水はけをよくする

・側面も剪定し、風通しを良くする

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特に、茅を引き詰めることには、土壌改善へのメリットも期待されます。

・土中微生物の繁殖を助けることで土壌が改善される

・茶草は分解され有機質堆肥となり土壌が肥え、茶の生育、味や香がよくなる。

・土壌肥料の流亡を防ぐ(肥料あげていないので…)

・雑草を生えさせない除草効果

・夏は保湿、冬は保温効果

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江田集落での営農は、江田山から流れる天然水を利用し、

生活排水の影響は一切受けません。

棚田という立地や、標高が高く寒暖の差が激しい気象条件のなか、

上分地区で刈った茅を敷き、自然の恵みを存分に受けた茶畑を目指したいと思います。


今週も、残りのコエグロをこみきりで切り、茶畑に引き詰める予定です。

5月の初旬には、新緑の茶の葉が芽吹きますように。


その時は、手で一番茶を収穫したいと思います!


(神山町地域おこし協力隊 / 植田)