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Project vol.3 Words and Spirits

2018.10.31 14:50


 これまで二度 発表を行ってきたZARDism projectも今回で3回目を迎えた。


 スムーズに事が運ばないことも多々あったが、発表にこぎつけたのは一重に、楽しみにしてくださっている方々のお声があったからだろう。

 初めにこの場をお借りして、感謝申し上げたい。

 どうか、これからもZARDism projectを応援していただきたい次第である。



   *** ZARDism project ***



 さて、ここからは今回の企画内容についてご紹介しよう。


 今回のテーマは「詞に込められた想い」。

 坂井さんが作詞を行うにあたり、尋常ではない想いで挑んでいたのは周知のことであると思われるし、ZARDism projectのメンバーも歌唱する際、そのことを念頭において、彼女が吟味した言葉を大切に歌ってきた。

 そして今回の企画では、特にそのことに焦点を当てた作品作りが重視された。


 今回から参加したメンバーは3名。

 レギュラーメンバーのHassee、サポートメンバーのmairyonとHiyowaだ。

 詳しい紹介はメンバーページからご確認いただきたい。


 “vol. 3 Words and Spirits”のコンテンツは、以下の通り。

1.果てしない夢を (Hassee, mairyon, NiSHI & Nostle*)

2.DAN DAN 心魅かれてく (Hassee)

3.明日もし君が壊れても (Kyoka feat.Nostle)

4.雨に濡れて (NiSHI, Hassee & mairyon・guiter: Hassee)

5.突然 (Nostle)

6.Teenage dream (All sound & Mix: NiSHI)

7.さらば青春の影よ (Nostle, mairyon, Kyoka, NiSHI, Hiyowa & Hassee)


 今回も前回と同様に、NiSHIが全ての音源を作成し Mixまで行った“Teenage dream”を除く6曲が、Nostleの手によってMixされている。


 それぞれの曲に関して、プロジェクト統括のLira (Nostleと同一人物)にインタビューを行った様子を、以下で紹介したい。


Editor (E): 今回の楽曲は、坂井さんが歌詞提供をされた曲の中から選ばれたとのことですが、それぞれの曲を選ばれた理由ってなんですか?

Lira (L): そうですね… ソロ曲はそれぞれのインタビューでお答えいただくとして、私からはコラボレーション曲について説明します。

まず初めの曲、『果てしない夢を』は元々がコラボレーションの構成なので、この企画の合作としては外せないと思いました。曲が決定した後、すぐにメンバーの中から「この人は○○さんのパートだなぁ」ってすぐにイメージが湧いて、パート選考も凄く楽しかった思い出です。今回の企画では、オリジナル音源のパート分けに完全に忠実にしない部分も設けたので、お聞きいただく際にはそれも楽しんでいただけるのではないでしょうか?

E: 『果てしない夢を』の参加メンバーの、Nostleさんのところにアスタリスクが付いていますが、これは?

L: 今回Nostleは、2パート分で参加しているんです。そのマークはその意味で付いています。実は元々、Kyokaちゃんにも坂井さんパートで参加してもらう予定だったんです。彼女の都合でこの曲には参加が難しくなってしまったので、新しい人を探す時間もなく、Nostleで2パートという強行突破で(笑) でもNostleは栗林さんパートで、坂井さんとハモるカットが多いので、パートの割振り方としては大分 苦しかったと思います(苦笑)

E: なるほど、それなりの人数でやっているのに、ハモりを一人でやっている人がいる、と(笑)

L: ちなみにNostleは、Hassee君の「新しい自分を感じた」とmairyonさんの「昨日見た夢は」の間の「Uh~」も歌っているんです! 個人的にあのたった一音でも、『果てしない夢を』を構成するのに重要な部分だと考えているので…。上手くmairyonさんのパートに続くかなとドキドキしていたのですが、意外なことにかなり綺麗にハマってくれたのではないかと自負しています(笑)


E: では次に、『雨に濡れて』についてもお聞かせください。

L: はい。この曲は元々『果てしない夢を』のカップリングなので、それと同様にオリジナルでは同じようなパート分けの構成になっています。ですが私は、この企画では『果てしない夢を』とは別の構成にして、聴く人に新鮮な印象を与えたいなと考えました。全体的に落ち着いた雰囲気にまとめたいと思ったので、参加メンバーはそれに合わせて選出し、カラオケもオリジナルの音源は使用せず、ギターをHassee君にお願いしました。本当はこれに加えて、NiSHIさんにもギターをお願いしてギター2本の構成にしようと思っていたのですが、Hassee君から送られてきたギターの音源を聴いた時に「これだけでもまとまりがいいかも」と思い、1本にしました。更に、当初の参加メンバーにはNostleも入っていたんですよ。

E: 結構 大胆な変更をいくつかされたんですね?

L: ええ。『果てしない夢を』と同じメンバー構成になってしまうということで、Nostleのハモリを削って。その都合でmairyonさんのハモリパートが大分 少なくなってしまったのが、凄く申し訳なく思っています。結果的に、男性陣の歌唱を楽しんでいただくのがメインな音源になっています!


E: 『さらば青春の影よ』はどうでしょう?

L: メロディーとサビとで区切ってパート分けするという、斬新な手法にしました。本来ならMayunaちゃんも参加してくれていたんですが、やはり都合により難しいということになり、急遽Hiyowaさんに代役としてご参加いただきました。

E: この曲はアカペラになっていますね?

L: はい、プロジェクトで初めての試みです。カラオケ音源がなかったということが一番の理由ですが、「もしメンバーの声が綺麗にハマれば、素敵な出来に仕上がるのでは」と思ったことも一因です。結果的に、メンバーのお陰でとてもいい仕上がりになったと思っています。今回のテーマ“詞に込められた想い”と照らし合わせても、個々のメンバーが坂井さんの手掛けた詞を大切にしている様子が、より強く伝わっているかと。


E: コラボレーション曲 全体として何かありますか?

L: 今回コラボレーション曲が3曲になったのは、NiSHIさんから前回「合作をもっと増やしたらどうか」と提案をして頂きましたし、何より私の我儘で「この3曲はコラボレーション枠にしたい」という希望があったからに他なりません。

E: Mixの面で考えると、コラボレーション曲が増えるのはやはり大変だと思いますが…?

L: そうですね。Nostleとしての仕事は本当に、凄く大変でした。もう何度「やめてしまおうか」と思ったことか…(笑) でもやっぱり、完成した時の喜びが大きいので、何とか最後までやりきることができました。ただ、技術がまだまだなだけに、メンバーの良さを殺してしまっている部分があるように思えてとても悔しいです。今後は、メンバー全員でミキサーに負担をかけないような工夫と、Mixにご協力いただける方の募集に力を入れていきたいと思っています。



 今回もNostleによるMixは難航したようだが、聴いていただければどの曲も、個々のメンバーが坂井さんの書いた詞に想いを馳せた過程を感じていただけることだろう。



   *** ZARDism project ***



 それでは以下に、メンバーへインタビューした内容をお披露目しよう。



 まずは今回 初参加のHasseeへの質問から。


Q1「ZARDファンになったきっかけは?」

Hassee: 元々GARNET CROWが大好きなんですけど、そのメンバーが出ているZARD・坂井泉水さん追悼ライブの『あの微笑みを忘れないで』の映像を観て、ファンになりました。


Q2「プロジェクトに参加した理由・かけた想いはどんなものだったんでしょう?」

Hassee: 現在、バンド活動をしているのですが、そのきっかけになったのもZARDでした。というのも、元々歌はやっていたのですが、バンドをやりたいと思うようになったのはZARDの影響なんです。辛い時にも 幸せな時にもそばにいてくれた、ZARDの楽曲を演奏することで たくさんの思い出をもらいました。このプロジェクトでは、その恩返しができればと思い、参加しました。



Q3「ソロ曲への想いを教えてください」


Notle: 私が選んだのは『突然』です。この曲を初めて聴いた時の衝撃は、今も忘れません。当時オリジナルはField of viewの曲であることは知っていたと思うのですが…――これは本家には失礼に当たることを承知で申し上げると(笑)、坂井さんが歌うのを聴いたあの時から今までずっと、この曲は私の中でZARD ver.が本家のような感覚なんです。何がどうしてそう思ったのか、具体的にお伝えすることはとてもできないんですけど…。すごく感覚的な部分で。曲を聴いた瞬間に、一気に目の前の景色が開けたような感覚でしたね。聴く人にもそれが少しでも伝わればいいなという想いを込めて、この曲を歌わせていただきました。


Kyoka: テーマを聞いて、すぐ頭に浮かんだ曲が『明日もし君が壊れても』でした。何よりこの曲の歌詞が好きなんです。初めてこの曲を聴いた時、歌詞の意味をもっと詳しく知りたいと思い、歌詞について検索したところ、ある人の解説を見て「うわ、すごい!!」と感動したものがあったんです。歌詞についての捉え方は人それぞれだと思いますが、坂井さんがこの曲に込めたであろう想いが深いところまで推測されていて、なんだか泣きそうになったのを覚えています。「坂井さんってやっぱり天才なんだな~」と、改めて感じた瞬間で、今回はそんな思い出のあるこの曲を選びました。


NiSHI: 前回はアコースティックカバーだったんですが、今回は自分のやって来た音楽づくりの全てを出し切って、DEENの『Teenage dream』をカバーさせていただきました。たくさん声を重ねて作ったので、特にリバーブ⋆の調節には苦労しました。楽しんで聴いてもらえたら嬉しいです。

⋆リバーブ…音に残響を与えて、他の音となじませる効果のこと。ドラマの心の中の声を表現する時によく見られる。


Hassee: 僕が今回選んだのは『DAN DAN 心魅かれてく』です。坂井さんの力強い歌声と、カッコいいギターが印象的な、とても元気がもらえる曲です!自分も聞く人に元気が届けられるよう、精一杯 歌いました。



Q4「ZARD以外で好きなBeingアーティストはいますか?」


Notle: たくさんいますが、ダントツでB’zですね!小さい頃から親が車の中で流すのを聴いていて好きになったので、最早ZARDよりファン歴は長いくらいです。でも最近の曲は知りません…(笑) ですが、もしZARDというアーティストに巡り合えていなかったら、絶対にB’zの大ファンになっていただろうなと確信が持てるくらいに好きなアーティストです!


Kyoka: う~ん…、ZARDに対する“好き”には程遠いですが(笑)、倉木麻衣さんですかね。たまにカラオケでも歌います!


NiSHI: DEENはもちろん好きですし、B’zも大好きです!完全に『名探偵コナン』で刷り込まれましたね(笑)


Hassee: GARNET CROWやT-BOLAN、WANDS、Field of viewなども好きですね!



Q5「今回はハロウィンを間近に控えての発表でしたが、ハロウィンに関連したエピソードはありますか?」


Notle: あまり大したエピソードは無いのですが、小さい頃に通っていた習い事の教室で「ハロウィンの時は細部だけでもいいから仮装する」という決まりがあって、100均ショップで舞踏会風のお面を買い、持って行った記憶があります。でも実際は、凄く恥ずかしがってほとんど付けず終いだったっけ…(笑) ちなみに、今年 友達と初めてハロウィンの繁華街に繰り出す予定なので、そこで何かしらのエピソードが生まれることを期待しています!!(笑)


Kyoka: エピソードは特にないんですけど、今後ハロウィンというイベントに託けて「ZARDハロウィンパーティー」なんていうのをやってみないなー と(笑) ZARD所縁のレストランを貸し切って、みんなZARD風の衣装を着て坂井さんに成り切ったりしたら、凄く面白そうですよね!!


NiSHI: 前に、仮装して友達の家でパーティーをしてたはずが、いつの間にかみんなで将棋に燃えていました!一人めちゃめちゃ強い人がいて、駒数を減らしてハンデをもらっても、全然 勝てなかったという…(笑)


Hassee: 今までで特に思い当たることはないんですが、バンドのメンバー全員で仮装してライブとかやってみたいです!!そうなると、ZARDはできるか分からないですけど…(笑)



Q6「秋と言えば、『芸術の―』とか『スポーツの―』とか、色々言われていますよね。何か始めるのには最適な季節だと思いますが、皆さん『ZARDに影響されてコレを始めました!』とか、あったりしますか?」


Notle: 主にインドアのことで影響を受けた気がします。美術館によく行くようになったり、映画館に行って洋画を観たり、自分でも絵を描いてみたり…。でも、元々興味のある分野だったという部分もあると思います。ただ、いつも気にかけているのは「坂井さんが好きだったのはコレだけど、じゃあ自分は何か好きなんだろう」ということを発見することですね。多分、そういう過程があって初めて、“自分の趣味”になっていくんだろうなと思います。例えが悪いですが、坂井さんはフラダンス教室に通っていたそうですが、私はいつかフラメンコの教室に通ってみたいな、とか(笑)


Kyoka: カラオケに行く回数が、かなり増えました!!一緒にカラオケに行く人から「坂井さんの歌い方に似てる!」と言われて、調子に乗ってモノマネをしてみようかなと思ったことも(笑) 実際は全く似てないんですけど、似てると言われることが嬉しくて、ZARD以外でもモノマネしながら歌うようになった曲もあります。最近は、引退されたばかりの安室奈美恵さんのモノマネを少し…(笑)


NiSHI: 始めた…というのではないのですが、相も変わらず一本結びのスレンダー美女に目が眩んでいますね(笑)


Hassee: 白いTシャツにブルージーンズを合わせることが多くなりました(笑) それから、坂井さんが絵画がお好きだったというのを聞いて、美術館に行くようになり、それから自分も絵画にハマってしまいました!まだまだ初心者ですけど、印象派が凄く好きで。ルノワールが最高ですね!



Q7「今回 参加しての感想を教えてください」


Notle: 個人曲はもうお約束のように高音が辛い選曲をしてお聞き苦しいものになってしまったかもしれませんが、個人的には凄く楽しめました。コラボレーション曲もボリュームがあって良かったですが、Mixがかなり大変だったので、今後はやっぱり2曲くらいが妥当なのかなぁとも思ったり…。Mixに至ってはまだまだではあるモノの、少し成長できた部分を自分で感じられたのがとても嬉しかったです。次回からも頑張りたいです!


Kyoka: 今回もありがたいことに参加させていただくことができました!出来上がった音源を聴いて、坂井さんが作り上げてきた詞に対する想いを、改めて感じられる良い機会になりました。そして、坂井さんの書く詞はやっぱりいいなぁ~と、更に好きになりました。次回も是非参加したいです!


NiSHI: 今回は坂井さんが作詞を手掛けた楽曲をやろうということで、知らなかった曲も知れたので良かったです。更に人数も増えて、盛り上がってきたように感じます。次も楽しみです!!


Hassee: 今回 初めて参加させてもらいましたが、改めてZARDの楽曲の素晴らしさに気が付ける機会になりました。



Q8「次回への意気込みをお願いします!!」


Notle: コラボレーション曲の『さらば青春の影よ』は、…上手い下手は置いておいて(笑)、私に音域が合っていたように感じ、とても歌いやすい印象でした。次回からは、テーマに沿った上で、自分に音域の合う曲を模索していくというのも、大切な仕事になるのではないかと思いました。Mixももっと上手にできるよう研究したいと思います!!


Kyoka: いつものことですが、録音に充てる時間が十分に確保できず、断念してしまう曲もありました…。次回はできるだけたくさんの曲に参加したいと思っています!!是非、次回の発表もお楽しみに♪


NiSHI: 今回はキーの高い部分を下げずにそのまま歌ったり、ソロでは自分なりの解釈でカバーさせていただいたり、色々と挑戦することができました。次回も何かしら挑戦しながら楽しんで参加したいです!!


Hassee: もっともっと練習を重ねて、ZARDの良さが伝わるよう、魅力的に歌いこなせるように頑張りたいと思います!



   *** ZARDism project ***


 今回も完成した音源は、Liraからレギュラーメンバーたちの手元に、CDとして発送される予定だ。


 尚、今回のInstagramで音源のPRに採用された背景の画像は、ソロ曲はそれぞれ個人が撮影したもの(特に各自のテーマカラーが映えるものを選出)、『果てしない夢を』はmairyonから提供されたもの、『さらば青春の影よ』はMayunaから提供されたもの、そして『雨に濡れて』の画像は 次回vol.4以降で参加が予定されている新メンバーによる提供である。彼(又は彼女)についての情報も、今後の発表でお楽しみにしていただきたいと思う。



 ZARDism projectでは、来月11月中にvol.2 & vol.3の動画をYouTubeで公開し、更にその翌月12月末に新たな企画を計画中である。vol.4の発表と合わせて、どうか楽しみにしていただきたいと思う。



 私たちの歌を聴いてくださる皆様に感謝を申し上げると共に、皆様が私たちの愛するZARDを同じように愛してくださいますように。

 Happy Halloween!!


P.S. 今晩 皆様の夢に、坂井泉水さんが現れてくださることを願って…。


                                         < 文:服部 泉美 >