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LC=相棒's のじじ~放談!

中国政府が戦争の準備を命令!?

2018.11.01 06:07

 桜井ジャーナル 


 【転載終了】 


 ■軍事的な緊張の高まりを受けて 

 中国政府が戦争の準備を命令 

 2018.10.30  


 南シナ海で軍事的な緊張が 

高まっている。 

安倍晋三首相が2015年6月、 

赤坂の赤坂飯店で開かれた 

懇親会で、 

「​​安保法制は、南シナ海の中国が

相手なの」と口にしたというが、 

その海域だ。 

その安倍が先日会談したという 

中国の習近平国家主席は軍部に

対し、南シナ海と台湾の監視を

強め、戦争の準備をするように

命じたと伝えられている。  


 本ブログでは何度も書いてきた 

ように、南シナ海は中国が進める 

一帯一路の東端にある海域。 

そこをアメリカ軍と海上自衛隊は 

支配し、中国の海運をコントロール 

しようとしている可能性が高い。 

当然、沖縄へも影響がおよんでいる。 

沖縄の基地建設は戦争の準備にほか

ならない。 


 アメリカやイギリスの基本戦略は 

遅くとも19世紀から海上封鎖。 

ユーラシア大陸の周辺部を支配し、 

内陸部を締め上げていこうという 

ものだ。 

長い間、物流の中心は海運であり、 

この封じ込め政策は効果的だった。 

そこで内陸国は高速鉄道を計画 

したわけである。  


 ワシントン・イグザミナー紙に 

よると、​アメリカのライアン・ジンケ 

内務長官はロシアのエネルギー資源

輸送を軍事的に妨害する可能性​がある

と語り、ロシア上院の情報政策委員会

に所属するアレクセイ・プシュコフは

ロシアに対する​​アメリカ海軍の海上封鎖 

は戦争行為に等しいと非難した。 

この戦略は中国にも向けられているはずだ。  


 アメリカの支配層は1991年 12月

にソ連を消滅させることに成功して以来、

民主主義風 の装いを脱ぎ捨て、露骨な 

侵略戦争を始めた。 

その基本プランが1992年2月に

国防総省のDPG草案​​という形で作成

されている。 

この草案は国防次官だった 

ポール・ウォルフォウィッツを中心に

作成されたことから、ウォルフォウィッツ・

ドクトリンとも呼ばれている。 


  ソ連消滅後、アメリカの支配層は

アメリカが「唯一の超大国」になった

と思い込み、潜在的ライバルを潰して

「パクスアメリカーナ」を実現しよう

とした。 

ウェズリー・クラーク元欧州連合軍 

(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官

によると、ウォルフォウィッツ は

1991年の段階でイラク、シリア、 

イランを殲滅すると口にしていた。 

(3月​​、10月​​)実際、イラクは先制 

攻撃でサダム・フセイン体制が破壊され、

シリアへはジハード傭兵を送り込み、

アメリカ/NATO軍の 直接的な軍事

介入を目論んでいた。 

イランに対しては手先の武装勢力を使う

ほか、西側の有力メディアを 使った

プロパガンダ攻撃を続け、今は経済戦争

を仕掛けている。  


 ソ連消滅後、ロシアはウォール街 や

シティの手先だったボリス・エリツィン

 が大統領を務め、ロシア国民の資産を

外国の巨大資本や自分たちで略奪し、

巨万の富を築いた。 

その一方で国民は貧困化している。  


 つまりロシアは米英支配者の属国に

なったのだが、21世紀に入ると 

ウラジミル・プーチンが再独立に成功

する。 

それに対してジョージ・W・ブッシュ 

政権は2002年にABM 

(弾道弾迎撃ミサイル)制限条約から

脱退、中国の北京でオリンピックが開幕

した2008年8月には ジョージア軍

を使って南オセチアを奇襲攻撃させたが、

これはロシア軍の反撃で惨敗に終わった。  


 オバマ政権は2010年7月、 

ポーランドと地上型SM-3 

(イージス・アショア)の設置で合意、

ロシアの目と鼻の先まで軍事的な縄張りを

広げた。 

2014年2月にはロシアの隣国、

ウクライナでネオ・ナチを使った クーデター

をアメリカ政府は成功させた。 

ドナルド・トランプ大統領による 

INF(中距離核戦力)全廃条約の破棄は

こうした流れの中での出来事だ。  


 核戦争という脅しでロシアや中国を屈服

させ、再び「唯一の超大国」になろうとして

いるのだろうが、INF全廃条約を破棄

すればヨーロッパが戦場になるとプーチン

露大統領は警告した。 

アメリカの国印は白頭鷲が足でオリーブの

枝と矢をつかんだ図柄なのだが、プーチン

大統領は ジョン・ボルトン国家安全保障

補佐官に対し、アメリカの鷲はオリーブを

全て食べてしまい、 矢しか残っていない

のかとから かっている。 


 アメリカ/NATO軍とロシア軍が 

通常兵器で衝突した場合、部隊の規模が同じ

程度ならロシア軍が完勝することは南オセチア

やシリア での戦闘で明白になった。 

兵器の能力もロシアが優れている。 

実際の戦闘に使われないことを前提に開発され

高額兵器が役立たずだということをアメリカの

「同盟国」も認識しているようで、アメリカは

核兵器 依存を強めていくしかないのだろう。 


​ 【転載終了】 

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  アメリカは、核依存を強めても、 

相手国も同様に強めていきます。 


  結局、元の核競争に後戻りする 

ことになります。 


  まさに、大国エゴの競い合いです。